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本棚・書庫
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第57回坩堝第58回位置第59回青森第60回模様
第61回王様第62回四角第63回半島第64回懸垂
第65回全身第66回回転第67回珈琲第68回反対
第69回夫・妻第70回隣人第71回危険第72回書類
第73回眼鏡第74回 第75回 第76回 
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強東風の台湾海峡増す危険千葉隆
蕨採り危険区域に迷ひ入り千葉隆
危険除去国産ワクチン柳絮とぶ千葉隆
三月十一日危険水位を遥か越え千葉隆
平穏に危険従事者春叙勲千葉隆
この濡れし階段も危険梅雨に入る同前悠久子
外猫チーコ危険も愉しみ生きて夏同前悠久子
危険感から解放か六月の注射同前悠久子
「機銃掃射」の危険も知つてゐる夏よ同前悠久子
沙羅つぼみよ何処にもあるよね危険はね同前悠久子
毬栗の落つる危険なベンチかな豊田静世
危険物運ぶトラック花の昼豊田静世
「熊危険」ヤッホー交はす夏帽子豊田静世
歩道橋渡る危険や鴉の巣豊田静世
危険区域知るや知らずや蚯蚓なく豊田静世
路地裏の危険な匂ひ春深し中﨑啓祐
シャボン玉危険な風に誘はれて中﨑啓祐
芥子の花背文字かすれし危険な書中﨑啓祐
水中花危険信号点滅す中﨑啓祐
青葉木菟危険立入禁止地区中﨑啓祐
雪解水ダム湖はすでに危険水位中島外男
宇宙から危険な物体春の宵中島外男
人間とは危険生き物春愁ふ中島外男
夏来るコロナの危険に晒されて 中島外男
危険物の数多の投棄木下闇中島外男
月涼し危険の端に横臥して中田千惠子
風と共に危険は去りぬ夜の新樹中田千惠子
マーラーの危険な音色水中花中田千惠子
青葉木莵危険を捨つる穴のなく中田千惠子
炎天や危険が爪先立ちてをり中田千惠子
危険箇所鎖新たに山開く抜井百合子
熊出づる危険を知らす鈴の音抜井百合子
青年の危険な遊びよ春深し抜井百合子
一年生危険の合図は赤信号抜井百合子
航空ショー危険な技を五月空抜井百合子
危険から遠く離れて合歓の花服部さやか
蛍火や危険な道へ入り込む服部さやか
危険から逃れるやうにハンモック服部さやか
月涼し危険な夢を見続ける服部さやか
爆発の危険が口へソーダ水服部さやか
異次元へ踏み入る危険螢狩浜岡紀子
危険とは微塵もみえず蟻地獄浜岡紀子
誘はれて危険いつぱい夏の海浜岡紀子
ほほゑみは危険な合図誘蛾灯浜岡紀子
危険なる兆候ならん羽蟻の夜浜岡紀子
風向きの孕む危険や野火走る浜田はるみ
危険素知らぬふり蛇の枝のふり浜田はるみ
梅雨出水危険水位の線黒し浜田はるみ
危険知らす浮標を横目に抜き手かな浜田はるみ
さらさらと危険こぼるる蟻地獄浜田はるみ
危険なる癌を摘出夏きざす深澤文子
コロナ禍を危険危険と騒ぐ初夏深澤文子
夕立や危険おしての初登山深澤文子
危険なり山火事飛び火夏の宵深澤文子
騒音のオートバイ危険子供の日深澤文子
葭切や危険水位のすれすれに牧野洋子
運動会校内危険案内図牧野洋子
海坂の危険海域星月夜牧野洋子
鳥兜美しい色して危険牧野洋子
十六夜の月赤々と危険な夜牧野洋子
黒南風の危険の崖に如来様三島やよい
七十路や危険を友に山のぼり三島やよい
鎖場の危険横目の藤の花三島やよい
一瞬の危険かはして握る汗三島やよい
おぼろ夜の危険はそしらぬ顔をして三島やよい
薔薇園の危険な柵を乗り越えて宮本郁江
ヨットから危険信号届きけり宮本郁江
老鶯や危険地域の石切場宮本郁江
隕石の危険な話夏の夜宮本郁江
キタキツネ可愛い目つきして危険宮本郁江
迫り来る危険な雲や楠若葉村瀬八千代
白雲や危険隠るる薔薇の園村瀬八千代
朝焼けや危険な星となりにけり村瀬八千代
点滅の踏切「危険」「危険」と夕焼空村瀬八千代
危険など知らず登校広島忌村瀬八千代
コーン立つ危険な桜並木道山下添子
名人の危険な話茸とり山下添子
看板に飛び出し危険鉦叩山下添子
啓蟄や危険防止のホームドア山下添子
検診の危険な数字鐘朧山下添子
クラウドの危険ゾーンの朧かな和智安江
原発の危険地域に夏落葉和智安江
罌粟坊主のんきに揺れて危険の香和智安江
死の危険四方にありて曼珠沙華和智安江
雁渡る危険を孕む旅ならむ和智安江
夏雲や危険な角度の窓を拭く浅見 百
深梅雨や明日は危険物収集日浅見 百
毒蛇を危険と知りつつ妖しめる浅見 百
宝籤危険なれども空籤なし浅見 百
単線の踏切鳴れど危険なし浅見 百
恋猫の危険のさそひ今日も雨安達英子
危険抜けスエズ運河の星月夜安達英子
黙する妻の危険のサイン新酒かな安達英子
水ぬるむ危険を知らぬどじよつ子か安達英子
わが初夏や川は危険とカッパ言ふ安達英子
そよ風も危険のひとつ雲雀の巣あべあつこ
倒木や危険水域にて芽吹くあべあつこ
山独活のごとき男の危険性あべあつこ
陽春の危険植物大図鑑 あべあつこ
啓蟄やヒトが最も危険なるあべあつこ
危険などどこ吹く風や罌粟の花新井大介
くりかへす危険な遊戯なめくぢり新井大介
抽斗に隠す危険や額の花新井大介
滝しぶき危険な匂ひ放ちけり新井大介
懐に危険しのばせ舟遊び新井大介
黄砂降り洗濯物に危険あり五十嵐孝子
春愁や体温数値危険無し五十嵐孝子
青嵐危険分子も歳重ね五十嵐孝子
雲母虫危険の文字の上にゐて五十嵐孝子
花の闇危険といふ札避けてゆく五十嵐孝子
病窓にもう葉桜や危険過ぐ石井圭子
囀や危険危険と言ふなかれ石井圭子
危険ふとフロントガラスの月朧石井圭子
足元の危険逃れし菫草石井圭子
藤の花危険ひそませ揺れ止まず石井圭子
夏鶯危険を知らす父の声今泉房枝
鴨の子の危険知らずが愛らしき今泉房枝
人間を危険と見なし目高散る今泉房枝
蛇逸す危険の文字のそこかしこ今泉房枝
家の中にも危険がいっぱい百日紅今泉房枝
鏡のやうな冬の泉は危険です岩淵喜代子
身辺の危険数へて古茶新茶岩淵喜代子
文芸てふ危険なものや泉汲む岩淵喜代子
羽抜鶏きけん危険と鳴きにけり岩淵喜代子
蓮の葉の裏返るとき危険なり岩淵喜代子
探梅や危険承知の丸木橋宇陀草子
身の内の危険思想や亀の鳴く宇陀草子
篝火に潜む危険や花の闇宇陀草子
蜷の道危険標識なく交差宇陀草子
蟻地獄立札のなき危険箇所宇陀草子
救命隊危険を犯し雪山へ及川希子
危険物発火の火事や春日中及川希子
原発忌危険作業の果てしなく及川希子
雪解川危険水位を既に越え及川希子
五月来てコロナ危険度増すばかり及川希子
つちふるや審判の日の危険告ぐ岡本惠子
ひだるくて危険なほどの凌霄花岡本惠子
草上の昼食危険なる氷雨岡本惠子
隧道の切れ目へ六月の危険岡本惠子
葉桜や喪服の危険な帽子ピン岡本惠子
乙女椿乙女は壊れやすく危険尾崎淳子
居眠りは危険逢魔が時の春尾崎淳子
しやぼん玉危険姉妹が衝突す尾崎淳子
若葉山幼虫あまた降り危険尾崎淳子
卯浪光危険な雲が近づきぬ尾崎淳子
麻酔覚め危険乗り超え夏の雲 小田裕子
危険知らず身ごもり子連れ夏の旅 小田裕子
転ぶ吾危険目の前夏帽子 小田裕子
即危険38度線超ゆる夏 小田裕子
危険指す表示に揺れる子らの汗小田裕子
一本橋危険な魅力かたつむり鬼武孝江
駆け足で危険な坂道かたつむり鬼武孝江
爪先立つ危険な階段かたつむり鬼武孝江
息詰まり危険な密室かたつむり鬼武孝江
捕まれば危険な夜道かたつむり鬼武孝江
この先は危険とありし花あしび河邉幸行子
若者の危険なあそび大西日河邉幸行子
夕端居危険報らせる電子音河邉幸行子
夏風邪のきけん抜けたり夫が子が河邉幸行子
万緑や危険が拒む救助隊河邉幸行子
目にみえぬ危険の匂ひ春の闇川村研治
危険かもしれぬ子猫を抱きあぐ川村研治
危険なる赤のパプリカひとつ買ふ川村研治
大声で危険知らせよアマリリス川村研治
赤沼は危険なところ蟬時雨川村研治
その角は危険な香り冷奴木佐梨乃
危険武装地帯は隣冷西瓜木佐梨乃
危険なる女はわたし夏隣木佐梨乃
今宵こそ危険を纏ふ夏衣木佐梨乃
ひとまづは「危険」とバミり生麦酒木佐梨乃
石鹸玉うすく危険な世を映す木津直人
もう夏か亀が危険を見つめてゐる木津直人
蜥蜴七色するりと危険をひらめかす木津直人
藤咲ける危険な峡を真下にす木津直人
夏霞む危険な渓のこの香り木津直人
危険人物黙する若葉風栗原良子
列挙する危険の多く受難節栗原良子
春の危険木登りは木で果てるとや栗原良子
危険なる春爛漫の地球かな栗原良子
危険運転致死罪を重く春栗原良子
蝮酒危険度外視婆作る兄部千達
森の中危険はあれバードウォッチングを兄部千達
氷頭膾鮭切るナイフの危険兄部千達
峰入りや危険を求めし修業や兄部千達
蜘蛛に食べらる危険あり虫世界兄部千達
危険には匂ひありしか沈丁花小塩正子
「熊危険」の立て看板や山開き小塩正子
この道は危険なのかも罌粟の花小塩正子
危険には色のありけり曼珠沙華小塩正子
リバウンドの危険信号柿の秋小塩正子
降りてから危険を言ひし剪定夫西方来人
赤線を引く登山路の危険個所西方来人
熊蜂を危険危険と開放す西方来人
その人に危険な香り夏の宵西方来人
団長訓示「野火は危険多慎重に」西方来人
広報の危険地帯図春の雨佐々木靖子
危険とも知らず抜けたり底雪崩佐々木靖子
危険物回収車来るよなぐもり佐々木靖子
野蒜摘む危険水位を標す線佐々木靖子
危険分子と言はれもしたり五月祭佐々木靖子
永き日のあなたに危険ブレンドを島 雅子
春光が危険なほどの鏡の部屋島 雅子
母の日のすぐ大丈夫といふ危険島 雅子
蠛蠓を払ふ危険と呟きて島 雅子
桜桃忌危険きけんと雨がふる島 雅子
にんげんは危険な獣亀鳴くや島崎正彦
春の月今宵ひときは危険なる島崎正彦
黒揚羽危険を告げにJazz喫茶島崎正彦
純愛は危険思想か桜散る島崎正彦
母の手のやうに危険な白躑躅島崎正彦
危険生む耀く棘に野薔薇咲く志村万香
街中の危険な風やコロナ菌志村万香
危険予知活動起こす夏浅間志村万香
トリカブト紫に染め危険なり志村万香
夏の湖危険と知らず波が呼ぶ志村万香
蕗味噌は危険たちまち酒二合新沢しんこ
山笑ふチラと危険な八重歯見せ新沢しんこ
春闌ける給食危険は五時間目新沢しんこ
世話好きの伯母来る危険白日傘新沢しんこ
冷や酒は危険欺瞞のハイボール新沢しんこ
朧より危険危険と二度聞こゆ末永朱胤
震度4津波の危険なく薄暑末永朱胤
危険物責任者来て梅雨に入る末永朱胤
雲ひとつなき夏空といふ危険末永朱胤
夜の秋『危険な関係』読了す末永朱胤
ありとある危険遠ざけ蚕の眠り鈴木統子
緑さす入るな危険の文字向こう鈴木統子
危険とは生きてればこそ半仙戯鈴木統子
危険なき人生なんぞ麦を踏む鈴木統子
檸檬より危険なものを置きにゆく鈴木統子
蚰蜒や歩く危険と独り言高橋寛治
はらはらと危険思想や桜狩高橋寛治
茶摘時親の知りぬく子の危険高橋寛治
飽き飽きと危険も笑ふ蛞蝓高橋寛治
危険とは恐れることよ草いきれ高橋寛治
いつせいに蝶の舞ふ日を危険とも武井伸子
裏山に散らばる危険落椿武井伸子
蛍火の危険な闇を手探りで武井伸子
笛吹きにつきゆく危険青岬武井伸子
古井戸に星飛ぶ夜の危険かな武井伸子
絵本の空の危険物体青蛙田中美佐子
はまなすの咲きつぐ危険波頭田中美佐子
たんぽぽの絮とぶ危険な滑走路田中美佐子
矢印にしたがう記念おおひまわり田中美佐子
夾竹桃の白さ危険な倉庫街田中美佐子
危険な男に白き単衣を着せてみる谷原恵理子
ハンカチ当て危険な言葉飲み込みぬ谷原恵理子
夏蝶の消えて危険な長き橋谷原恵理子
危険なる一喜一憂夏の恋谷原恵理子
素足の子濡れる危険を喜びて谷原恵理子
椎咲いてあの階の危険さう近本セツ子
青葉木菟鳴いて木霊となる危険近本セツ子
水底に映りて危険夏の蝶近本セツ子
蜘蛛の子に夕空危険ゆれてをり近本セツ子
香水の瓶は鶴首危険な夜近本セツ子