本誌は4月(春号)、7月(夏号)、10月(秋号)、1月(冬号)に発行する俳句同人誌です。年間購読のご希望は3,000円を郵便振替 00150-8-85254「ににん発行所」宛に住所、氏名、郵便番号、電話番号を明記してお振り込みください。現在発行している号より一年分を順次お送りいたします。
ご不明な点はににん発行所までお問い合わせください。

過去の目次

0号〜40号41号〜最新号

ににん 68号 2017年10月1日 発行
 目次1 
特別作品哲学2和智安江
 
句集特集川村研治『ぴあにしも』評4浜岡紀子
8佛川布村
 
俳句ににん集12兄部千達他
さざん集28木佐梨乃他
秀句燦燦ににんの反芻46岩淵喜代子
句句燦燦48黒田靖子他
 
連載評論定型詩の不思議50高橋寛治
掌編集2ヤンバラ52正津勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記56*
 
附録『雁の玉章』 木津直人
 栗原良子
 武井伸子
 中﨑啓祐
 岩淵喜代子
 
表紙絵*高橋寛治
題字*黒田靖子

●編集後記 六八号●

▼昭和六十一年の第一句集以来、三十年ぶりに第二句集『ぴあにしも』を刊行することが出来た。第一句集『花野』では「人の心を動かす音に必要なものは強さではなく、むしろ人の心に共鳴することであり、いくら弱い音であっても最強の音に優る力を持っているもの」とあとがきに書いたが、三十年後の今回もこの気持ちは変わらない。平成二十三年から、縁あって認知症専門の富士山麓病院で新聞の編集に携わっているが、ここで、認知症というものを通して、老いということ、優しさということなどに深く思いをいたすきっかけをいただいた。俳句に対する考え方は千差万別であろうが、言いたいことを叫んだり、考えを押し付けるのでなく、読者の懐に静かに入りこんでゆく、といった事をこれからも大切にしていきたい。(川村研治)

▼このところ異類婚の話を読み漁っている。異類婚は記紀の世からあるのだが、当時は蛇が夜な夜な男の姿になって、娘の家を訪れる話となる。親が気付いて、男の袖に糸のついた針を刺しておくことで、その家を辿るというのが定番だ。辿ってみれば大蛇だったが、それでも、その大蛇との間に出来た子供を産み育てている。記紀の世は、神も動物も人間も混沌とした世だったから、そのまま肯えるのである。 民話では、「鶴のおんがえし」が一番代表的かもしれない。大方は、山や畑で働く人たちに命を助けられた生き物たちが、人間、それも女性になって現れることが多い。例えば、狐女房などは全国的である。他にも蛤女房、鯉女房、鶯女房などがあるのに吃驚。
異類婚の話は大方は男性に異類女房が添う話だが、まれに異類婿もある。猿に嫁がなければならなかった娘が暫くして里帰りを申し出るのだが、猿婿に搗いた餅を臼ごと担がせて山を降りていくちに、猿婿が臼の重みで深い淵に落ちてしまう。この話は、現代社会の少女を監禁してしまう話にも通じる。やはり知恵を生かして逃げなければいけないのだ。
しかし、有名な「おしらさま」伝説だけはなぜか違和感を持つ。というのは、蛇であろうと狐であろうと、みんな人の姿になって現れるのに、おしら伝説だけは馬そのものなのである。物理的に想像できにくい。馬との婚姻はどれも、蚕が残されるところが判れば謎が解けるのかもしれない(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼同人費一万三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」締め切り
締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼岩淵喜代子
『俳壇』十月号 巻頭作品十句
『現代俳句』十月号 川村研治句集評
『俳句四季』十一月号・金子兜太特集
『俳句年鑑』二〇一八年五句出句
『俳句年鑑』ににん動向記載
『俳句界』十二月号アンケート{平成の名句}
*『俳句四季』七夕まつりに参加

▼木津直人
『山の本』夏号 百号座談会「創刊とこれから」に参加。

▼「ににん」次回の兼題「坩堝(るつぼ)」
 次回の締め切り日にご注意ください。
 締め切り日:十一月二十日
  ひぐらしや坩堝の如き姉の情 楠本憲吉

▲ページの冒頭へ

ににん 67号 2017年7月1日 発行
 目次1 
特別作品楼蘭の美女2浜岡紀子
 
俳句ににん集4黒田靖子他
さざん集20川村研治他
秀句燦燦ににんの反芻36川村研治
句句燦燦38岡本恵子他
 
連載評論定型詩の不思議42高橋寛治
鶏頭陣44岩淵喜代子
掌編集2ヤンバラ50正津勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
風韻40*
余呉湖吟行記56谷原恵理子
編集後記60*
 
附録『雁の玉章』 武井伸子
 浜岡紀子
 木津直人
 岩淵喜代子
 
表紙絵*高橋寛治
題字*黒田靖子

●編集後記 六七号●

▼三月十八日、渡良瀬遊水地で行われるヨシ焼きを見に行ってきた。渡良瀬遊水地は、栃木、茨城、群馬、埼玉の四県にまたがる、約一五〇〇ヘクタールという広大なものであり、二〇一二年には、水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する内容を規定した、ラムサール条約に登録されている。ヨシ焼きは遊水地の自然を守るために行われるものであり、ヨシを焼くことによって、新芽の成長を促し、病害虫を駆除し、湿地の生態系を守ることになるのである。当日は、新聞報道によると、約八五〇〇人が訪れたという。遠くから見えるヨシを焼く黒煙の立ち上がるさまは、さながら「竜天に登る」様相を呈しており、壮観であった。煙の匂いのなか、土手を歩いていると、友人にぱったり出会い、しばらく話し込んでしまった。あたりには早くも燕が飛び交っており、雲雀の囀りも聞くことができた。春の魁であった。(川村研治)

▼このところ、誰かの句集が出来上がると次の句集作りの名乗りが挙がる。喜ばしいことである。創刊して十七年目、丁度それぞれが熟してきているのかもしれない。句集は誰のためと言えば、すべて句集を作る著者そのもののためにある。どんな句を並べるか、どんな装丁にするのか、という一つ一つが著者の夢を形に現す道程なのである。
出版社はその夢の句集造りの重大な担い手でもあるから、まずは、その橋渡しから始まるのだが、希望する出版社を決めてきて貰えるのが一番いい。それを覆したことは、これまで一度も無い。出版社がどこであっても、私のお手伝いの筋道は変わらないからである。むしろ、初めから拘りをもって句集作りをしようとする姿勢を尊敬している。
第一句集はことに句集への想いが強く、出来上がった日は、その句集を抱いて寝たと大先輩が言っていた。私もそうだった。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼同人費一万三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」締め切り
締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼岩淵喜代子
『小熊座』四月号より二十句選
『俳句』五月号・「創刊六十周年記念付録一・代表作十句とエッセイ」
『俳句』六月号・「俳句五句とエッセイ」
『俳句』八月号・「平和の礎となった俳句」
『俳句四季』八月号 作品十六句
『俳句ウエツプ』九九号 俳句七句
『鴎座』十五周年祝賀会特別選者
『浮野』十月号創刊四十周年に寄せてエッセイ
       浮野大賞応募句選考
『青草』二号・草深昌子句集『金剛』評
*四月・「鴎座」創刊十五周年祝賀会出席
*五月・「八千草」創刊二十周年祝賀会出席
*六月・角川書店蛇笏賞授賞式出席

▼新木孝介
『俳句四季』七月号・「句のある風景」

▼宇陀草子
『俳壇』六月号・にっぽん川紀行〜故郷の流れ

▼辻村麻乃
『俳句界』八月号・俳句三句
『俳句四季』八月号・俳句十六句
『俳句』八月号・俳句七句

▼浜田はるみ
『文学館』四月号
(春風そよそよ 春の季語そわそわ)執筆

▼佛川布村
『俳壇』六月号に俳句六句

▼「ににん」次回の兼題「猛犬」
 次回の締め切り日にご注意ください。
 締め切り日:八月二十日
  猛犬のごとき西日に行き惑ふ 高橋寛治

▲ページの冒頭へ

ににん 66号 2017年4月1日 発行
 目次1 
特別作品鎌倉幕府2高橋寛治
 
俳句ににん集4栗原良子他
さざん集19河邉幸行子他
秀句燦燦ににんの反芻36岩淵喜代子
句句燦燦38浅見百他
 
連載評論定型詩の不思議40高橋寛治
掌篇集歯朶42正津勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
風韻35*
編集後記64*
 
附録『雁の玉章』 木津直人
 栗原良子
 武井伸子
 浜岡紀子
 岩淵喜代子
 
表紙絵*高橋寛治
題字*黒田靖子

●編集後記 六六号●

▼俳壇の重鎮金子兜太氏は、毎朝「立禅」ということをされているという。立ったまま、自分にとって大切な、亡くなった方々のお名前を唱えていく。全部で百三十人ぐらいという。思い出せないときは意識を集中していると思い出されるのである。これも、氏の思いの強さの現れのように思われる。自分が生きている意味を考えるとき、自分を育て、自分に関わってきた多くの人たちの存在があってこそということを思えば、それらの人たちの魂を呼び出す「立禅」は、氏にとって生きていく上で必須のことなのだろう。悼みの心は、喜怒哀楽や憎しみの心に比べて、より次元の高い感情なのだろうと思われる。こうした感情をたいせつにすることが本当の宗教に近い道なのだろう。自分の意識に多くの大切な人たちの意識が重なり合っているということを日々確かめることの重みをつくづくと考えさせられている。(川村研治)

▼今年も幾度か黄砂に襲われた。地域によっては空まで黄色いガスが立ち込めたようになる。
 この黄砂の凄まじさもタクラマカン砂漠からゴビ砂漠を経てやってくる風のせいだという。
 いつだったか、ゴビ砂漠やタクラマカン砂漠を辿って天山山脈のふもとまで旅したことがある。砂漠に点在する莫高窟や交河故城、高昌故城はみんな黄砂の色そのものだった。それだけではない。砂漠の中に点在する故城は、日干し煉瓦造り。飴のように溶けている城は、すでに城とも見分けられない土の塊だった。
 砂漠に突然ポプラや楡の群立が見え始めると、町があることに気付きほっとしたものだ。そうやってウルムチやトルフアンを巡り、天山北嶺の天池(ポコタ山の中腹海抜二千メートルの湖)の船上で句会をした。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼同人費一万三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」締め切り
締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼「俳句あるふぁ」 (大地の俳句)特集
葡萄干す民に砂漠の地平線    岩淵喜代子
龍天に昇るや大地揺るがせて   川村研治
身に入むや空と大地は平行す   末永朱胤
茫漠と野馬立つ大地麒麟駆け   高橋寛治
夕立に大地丸ごと洗はるる    武井伸子
八月の大地に閃光の記憶     浜田はるみ

▼岩淵喜代子
『俳句』二月号 「俳句とは」小論
『紫』作品鑑賞八月号〜一月号
『鴎座』十五周年祝賀会特別選者
*埼玉現代俳句協会第十四回俳句大賞選考
*二月・埼玉文芸賞俳句部門選考
*三月・埼玉文芸賞授賞式に出席

▼宇陀草子
『俳句界』四月号
  「実力作家代表句競詠」六句

▼辻村麻乃
『俳壇』四月号新作七句

▼「十七音の宇宙」は改めて企画方針を検討することにしますので、決まるまで休止します。

ににん会計報告
 収入      九五万五千四七七円  雑誌発行費   九四万五千百一三円    残         一万三百六四円  今年度は記念号発行のために、支出の金額のすべては印刷とその郵送費のみ。

▼「ににん」次回の兼題「暗闇」
 次回の締め切り日にご注意ください。
 締め切り日:五月二十日
  暗闇の目玉濡らさず泳ぐなり    鈴木六林男

▲ページの冒頭へ

ににん 65号 2017年1月1日 発行
 目次1 
特別作品じぐざぐ2川村研治
 
書評浅見百句集評4末永朱胤
句集『緑陰の余白』鑑賞8尾崎淳子他
 
俳句ににん集14木津直人他
さざん集30鬼武孝江
秀句燦燦ににんの反芻48川村研治
句句燦燦50あべあつこ他
 
連載評論定型詩の不思議52高橋寛治
掌篇集54正津勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
風韻(蔵の街俳句大会記録)47辻村麻乃
風韻増殖する俳句歳時記転載62*
編集後記64*
 
附録『雁の玉章』 浜岡紀子
 木津直人
 栗原良子
 武井伸子
 中崎祐介
 岩淵喜代子
 
表紙絵*高橋寛治
題字*黒田靖子

●編集後記 六五号●

▼この秋は自分にしてはよく出かけた。○九月始め・白河の関、○九月下旬・三重県伊勢神宮と相差漁港、海女小屋体験、○十月七日・小田原吟行と講演、○十月末・川越吟行、○十一月初め・栃木蔵の街俳句大会参加、などである。この間、十月には東京都中央区俳句連盟の俳句大会に出席したり、十一月にはブラジルから俳友の来日がある、といった具合だが、この間、我が家の猫三匹はどこへも出かけず仲良く留守を守ってくれている。なお、十月七日は、現代俳句協会西部ブロック主催の吟行会であったが、「なぜ俳句なのか」というタイトルではじめての講演をした。この中で、表現としての俳句と、認知症患者の自己表現について多少の言及を行った。
 認知症治療の権威である清水允熙先生によれば、認知症にならないためには、多くの友人を持ち互いに持ちつ持たれつの関係を大切にせよと言われるが、今後もこれを肝に銘じて、活動範囲を広げたい。(川村研治)

▼このところ蔵の街に縁がある。十月の終りには川越の蔵の街で、浅見百さんの句集『緑陰の余白』の出版祝賀会を行った。この川越の蔵造りは小江戸とも呼ばれているだけに、重厚な蔵である。 続いて十一月の文化の日には、「栃木蔵の街俳句大会」に招待された。栃木蔵の街は山本有三の生地。小説『路傍の石』の舞台もこの街の中にある。その大会で「石鼎の生きた時代」をテーマに講演をさせて頂いた。今回この講演のために「自然主義文学」について、改めていろいろ学ばせてもらった。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼同人費一万三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」締め切り
締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)

●記事掲載●

▼ににん関連記事

『角川俳句年鑑』年鑑活動他
『俳句四季年鑑』年鑑活動報告他
『俳句四季』二月号・わたしの歳時記「椿」
『俳句アルフア』増刊号・「大地を詠む」

▼『俳句』年鑑二〇一七年 掲載句
ぬきん出て烏柄杓は影のごとし   岩淵喜代子
あかあかと手足の記憶蛇にあり   川村研治
梅雨眺むいつか隣に鬼もゐて    あべあつこ
十月の本の栞は母のかも      石井圭子
人里にカモシカが居る盆休み    及川希子
初蝶やひらがなのごとゆるく飛ぶ  黒田靖子
引力のあえかに露をこぼしけり   佐々木靖子
枯枝を搖する風見る会議室     高田まさ江
父逝くややうやく咲きし百日紅   中島外男
凡人や高さ違へてつくしんぼ    牧野洋子
引力や赤子の笑窪冬ぬくし     宮本郁江
谷覗くための手足や烏瓜      近本セツ子

▼岩淵喜代子
『俳句アルフア』増刊号(大地の句の鑑賞文)
『紫』作品鑑賞八月号〜一月号まで、
『俳句』十二月号作品二十一句
『俳句』年鑑 作品五句
『鴎座』十五周年祝賀会特別選者
『俳句アルフア』増刊号・「大地を詠む」一句鑑賞
『俳句四季年鑑』活動記録他
『俳句四季年鑑』自選三句
『俳句四季』二月号「わたしの歳時記」エッセイ
*埼玉現代俳句協会第十四回俳句大賞選考
*十一月十三日『円錐』創刊二十五周年祝賀会出席
*十一月二十八日ペンクラブ「ペンの日」懇親会出席

▼「ににん」次回の兼題「硝子」
 次回の締め切り日にご注意ください。
 締め切り日:二月二十日
  秋空へ大きな硝子窓一つ      星野立子
  硝子屋は硝子をかさね春の雪    長谷川櫂
  空蝉も硝子の仲間に加へけり    岩淵喜代子

▲ページの冒頭へ

ににん 64号 2016年10月1日 発行
 目次1 
特別作品共存共存ぞん水母2岩淵喜代子
 
書評正津勉著『乞食路通』書評4磯辺勝
正津勉著『乞食路通』書評6井川博年
 
俳句ににん集8木佐梨乃
さざん集24尾崎淳子
秀句燦燦ににんの反芻42岩淵喜代子
十七音の宇宙44浜田はるみ
 
連載評論定型詩の不思議46高橋寛治
落丁愚伝48正津勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
風韻 141*
風韻 255*
編集後記56*
 
表紙絵*山内美代子
題字*黒田靖子
 
附録『雁の玉章』 栗原良子
 浜岡紀子
 木津直人
 武井伸子
 岩淵喜代子

●編集後記 六四号●

▼大学の合唱団の先輩から「純正律合唱倶楽部第一回演奏会」というチケットが送られてきた。当時指揮法を特訓していただいた方である。今のピアノは、便利のために、一オクターブを十二等分した平均律になっているが、ある音を響かせたとき、倍音が二倍、三倍、四倍・・・というふうに聞こえてくることを基本にして作られた純正律の音階では、たとえばドミソの和音のミの音は平均律のミに比べるとやや低い。耳のよい人だと平均律のドミソは濁って聞こえるという。それでも現代の我々はその濁った和音に慣らされてしまっている。恐ろしいことである。純正律の透明感のあるハーモニーはヒーリング効果があり体によいと聞く。今からそのコンサートを楽しみにしている。(川村研治)

▼映画は見始めるとつぎつぎと通うのだが、遠のいてしまうと忘れるくらい日にちが過ぎてしまうものである。振り返ってみたら今年は数本しか観ていない。
息抜きに映画を、と思ったのだが夏休みのせいか観たいと思う映画が見つからなかったので、新文芸坐の「ハンナ・アーレント」を観に行くことにした。この映画は封切りで観ているのだが、なんか解りづらかった。入館したら二本立ての一本「サウルの息子」が放映されていた。これは初めて見る映画であったが、見始めから暗く重苦しい映画だ。ホロコーストの中で、選ばれて収容所の中で働くユダヤ人の話。観終わった時にはくたくたに疲れてしまった。本命の「ハンナ・アーレント」を見るまでの時間をロビーへ出ると、青年二人が最後までかなり重い場面だったことを話し合っていた。
しかし、これをみておいたお蔭で、二本目の「ハンナ・アーレント」の中身が鮮明に見えてきた。ナチスの戦争については、まだまだ見えない部分がいっぱいあるような気がする。

▼書下ろし作品募集
 テーマを「共存」としますので、共に生きている生き物たちの一つを選んで詠みます。
この号で取りあえず「水母」を詠んでみました。編集部に三十句ぐらい詠んで送ってください。順次掲載します。なお、それが二十周年のアンソロジーになります。短期間でまとめようと思わず半年なり一年なりこつこつと溜めてみてください。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」締め切り
締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。
 冬号・十一月十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼同人費一万三千円
 郵便振替:00150-8-85254

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼岩淵喜代子
『紫』作品鑑賞八月号〜一月号まで、
『俳句四季』九月号・エッセイ「忙中閑談」
『現代俳句』十月号 評論賞選評
『現代俳句』十月号 俳誌の散歩
『埼玉文芸』九五号 文芸賞選評
『俳句年鑑2017年度』作品五句

▼十一月三日・「第六回とちぎ蔵の町俳句大会」
講演「石鼎の生きた時代」岩淵喜代子
於・栃木市栃木文化会館

▼「ににん」次回の兼題「進化」
 次回の締め切り日にご注意ください。
 締め切り日:十一月二〇日
  進化なき幾世紀経て木のぼる蛇  津田清子
  進化してさびしき体泳ぐなり  正木ゆう子

▲ページの冒頭へ

ににん 63号 2016年7月1日 発行
 目次1 
特別作品一切合切煙也2正津勉
句集特集『韻く』書評4高柳克彦
『韻く』書評8川上謙市
『韻く』序10岩淵喜代子
俳句ににん集12川村研治
さざん集28岡本恵子
秀句燦燦ににんの反芻46川村研治
 
連載評論定型詩の不思議48高橋寛治
吟行記録吉野宇陀吟行記50宇陀草子
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
風韻 144*
風韻 2表3*
編集後記54*
 
表紙絵*山内美代子
題字*黒田靖子
 
附録『雁の玉章』 武井伸子
 栗原良子
 浜岡紀子
 岩淵喜代子
 木津直人

●編集後記 六三号●

▼最近、雑談力ということがよく取りざたされている。自在に話題を見つけて、楽しく会話を楽しむことが出来たら楽しいだろうと思う。私は子どものころから雑談が苦手である。仲間と話をしているときも、話題を見つけられないままに、話がどんどん進んでいってしまって途方に暮れることがしばしばある。内容は何でもよいから、とにかく何かをしゃべるそのこと自体が人間関係の上ではだいじなことだということをこの頃は切に実感している。相手をたいせつに思う気持ちがあれば、話すべき内容が相手の話から引き出されてくることがある。俳句も読み手があってこそ成り立つのだから、読み手の心を推し量りつつ、話しかけるという優しさが必要なのではないだろうか。(川村研治)

▼二月に吉野地方の紙漉と、国栖奏の行われる清見原神社、そうして「笈の小文」の蜻蛉の滝などを回ってきました。案内役は吟行地のど真中に生れてずっとそこに住んでいる宇陀草子さん。宿の料理も見事でした。二日目の最後は、東吉野の石鼎旧居へ巡るグループと室生寺を巡るグループに分かれて、それぞれが奈良を堪能してきました。この吟行記録は『俳壇』七月号にも掲載されます。お手にとって読んで頂きたいと思います。そうして、毎年少なくとも一回くらいは、遠出の吟行旅行をしたいと思いますので、企画できるところがありましたらお知らせください。

▼「ににん」の会計報告は、周囲の同人に順番で担当していただいています。今後もこの方式で結果を「ににん」の紙面に報告していきます。お気付きかと思いますが、その報告の中に毎回会費以外に寄付という項目があります。今回感謝の意味も込めて、表三に各年度の寄付協力をして頂いた方たちのお名前を一挙掲載いたしました。ご協力ありがとうございます。

▼「ににん」を読んで下さった方たちの書評はににん、ホームページに極力掲載しています。なお、贈呈された句集の評もホームページに掲載していますが、なかなかすべてを取り上げることが出来ません。もし、句集評・俳句誌評などを書きたい方がおりましたら、名乗って頂くと助かります。メールで送ってくださいましたら、私の方で、UPしていきます。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」締め切り
締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼同人費一万三千円
 郵便振替:00150-8-85254

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼岩淵喜代子
『俳句四季』八月号・エッセイ「忙中閑談」
『浮野』八月号・「落合水尾と観照一気」書評  
『地祷圏』第六六号 選句十五句
『彩の国秩父俳句大会』五月二八日
応募句選考・選評
『現代俳句協会』七月評論賞の選考会
『海の日俳句大会』千葉県松戸俳句協会主催
七月一八日当日句の選者

▼正津勉
『俳壇』六月号 「今月の詩人」に登場

▼「ににん」次回の兼題「書架・書棚・本棚・書庫」
 次回の締め切り日にご注意ください。
 締め切り日:八月二〇日
  本抜けば本棚に洞西日中    依光陽子
  極月の書棚に置きし海の石   高室有子
  麦秋や書架にあまりし文庫本   安住敦
  狼の闇の見えきし書庫の冷え 岩淵喜代子

▲ページの冒頭へ

ににん 62号 2016年4月1日 発行
 目次1 
グラビア句集出版祝賀会2 
 句集出版祝賀会記録4服部さやか
句画集特集『藤ヶ丘から』に寄せて6浜岡紀子
『藤ヶ丘から』一句鑑賞10武井伸子
書評あるがままの普羅の復活14小笠原高志
芭蕉に連なる風雅の漂白者16土岐光一
俳句ににん集18河邉幸行子
さざん集33大豆生田伴子
秀句燦燦ににんの反芻50岩淵喜代子
 十七音の宇宙52浜田はるみ
 
連載評論定型詩の不思議54高橋寛治
 石鼎余滴56岩淵喜代子
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
風韻49*
編集後記60*
 
表紙絵*山内美代子
題字*黒田靖子
 
附録『雁の玉章』 武井伸子
 栗原良子
 浜岡紀子
 岩淵喜代子
 正津勉

●編集後記 六二号●

▼近頃、身の回りの俳句仲間から、最近は何を見ても感動がないという悩みをきかされる。何か表現はしたいのだが、なにもかも当たり前で普通のただごとのように思えて仕方がないという。加藤楸邨は『俳句表現の道』において、「たつた一度しか生れない、かけがへのない我といふ存在」「その胸をかすめ去る感動は二度とくりかへされない」と、日々の感動をたいせつにするように説いているが、自分の存在など、取るに足らないものではあっても奇跡的なことであり、それ自体が感動すべきことなのだと思う。そんな時、「国技館五千人の第九コンサート」に出会うことができた。大合唱の感動を味わうとともに、改めて人間の素晴らしさ、生きていることの喜びを感じさせられた。(川村研治)

▼二月二五日から二六日にかけて、ににん本部句会のメンバーが中心になって吉野へ行ってきた。
案内役は宇陀にお住いの宇陀草子さん。そして兵庫から谷原理恵子さん、関東からは河邉幸行子さん、武井伸子さん、辻村麻乃さん、浜田はるみさんら、総勢十人がそれぞれの交通機関で榛原に集合した。
石鼎の東吉野に行くときも最寄り駅は榛原であるが、今回は谷崎潤一郎の『吉野葛』と『笈の小文』を懐にしての旅。宿の送迎バスで宇陀や国栖の里を巡って紙漉きを見学、葛晒しを行う「森野吉野葛本舗」にも立ち寄った。十年くらい前までは、その本店ですべての行程を行っていたが、現在は大宇陀の町中に機械化された葛晒の工場があって、葛を使ったお菓子もいろいろあった。
これから一年に一回は「ににん」の会として吟行旅行をしたいと思っている。よい候補地があったら紹介してください。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」締め切り
締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替:00150-8-85254

▼同人費一万三千円
 郵便振替:00150-8-85254

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼岩淵喜代子
『詩歌句年鑑』二〇一六年五句出句
『俳句四季』三月号 巻頭作品三句
『俳句界』 四月号 岡田史乃句集
『ピカソの壺』より一句鑑賞
『俳壇』 六月号 巻頭作品十句
埼玉文芸家集団会報二六号「文芸広場」
エッセイ執筆
埼玉文学館発行「文芸埼玉」九五号
埼玉文芸賞選評
角川『俳句』五月号・人物大特集《飯田蛇笏の魅力》エッセイ【私にとっての蛇笏は】
『現代俳句』五月号〈今、現代俳句が面白い〉
『現代俳句年鑑2016』を読む
埼玉現代俳句協会会報(七二号)俳句二句
二月・詩歌文学館へ文学賞句集の推薦
二月・角川文化振興財団へ「蛇笏賞」作品推薦
二月五日・埼玉文学館埼玉文芸賞選考会出席

▼宇陀草子
「俳壇」六月号 「俳句風土記」

▼浜田はるみ
『俳壇』四月号〈新句集の人々〉七句

▼「ににん」次回の兼題「凡人」
 次回の締め切り日にご注意ください。
 締め切り日:五月二〇日
  凡人や鶫いつせいに走り来る 森下草城子

▲ページの冒頭へ

ににん 61号 2016年1月1日 発行
十五周年の挨拶岩淵喜代子1
目次2
グラビア十五周年祝賀会風景4
祝賀会句会記録8
祝賀会記録10
ににん創刊十五周年記念企画「俳句と詩と」 一
岩淵喜代子12
及川希子14
川村研治16
高田まさ江18
牧野洋子20
宮本郁江22
辻村麻乃24
佐々木靖子26
石井圭子28
伊丹竹野子30
尾崎淳子32
山内かぐや34
山内美代子36
武井伸子38
中島外男40
西田もとつぐ42
木佐梨乃44
浜岡紀子46
ににん創刊十五周年記念企画「俳句と詩と」 二
阿部暁子48
宇陀草子50
木津直人52
栗原良子54
新木孝介56
五十嵐孝子58
兄部千達60
小塩正子62
服部さやか64
浜田はるみ66
河邉幸行子68
西方来人70
志村万香72
あべあつこ74
島崎正彦76
高橋寛治78
岡本惠子80
末永朱胤82
近本セツ子84
大豆生田伴子86
山下添子88
黒田靖子浜90
鈴木まさゑ92
谷原恵理子94
豊田静世96
中﨑啓祐98
村瀬八千代100
和智安江102
 
俳句ににん集104岡本恵子 他
さざん集120及川希子 他
秀句燦燦ににんの反芻136川村研治
 十七音の宇宙138浜田はるみ
連載評論わたしの茂吉ノート140田中庸介
 定型詩の不思議144高橋寛治
年譜146
 
編集後記156*
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
 
附録『雁の玉章』 正津勉
 浜岡紀子
 武井伸子
 栗原良子
 木津直人
 
題字*黒田靖子
表紙絵*山内美代子

●編集後記 六一号●

▼ににん創立十五周年を記念して十月末に祝賀会が開かれた。ににん同人という作り手とそれを読んで頂いている購読者とが集まり秋晴れのひと日、ささやかな宴の中で、出会い、言葉を交し、楽しいひとときを過ごすことができた。ごく一部の専門俳人を除けば、我々一般の俳句作者は自分の作品を読んでいただける方との心のつながりこそが大切である。「私は、友が無くては、耐えられぬのです。しかし、私にはありません。この貧しい詩を、これを読んでくださる方の胸へ捧げます。そして、私をあなたの友にしてください。」という八木重吉の『秋の瞳』序の言葉がつくづくと心にしみた。集まっていただいた方々と出会い話すことの嬉しさ、楽しさ、大切さを味わった一日であった。(川村研治) 

▼六十一号は新年号であるとともに、「ににん」創刊十五周年記念号である。特別企画の「詩と俳句と」は専任スタッフの川村研治さん・浜岡紀子さん・高橋寛治さんの一年がかりの努力で、出来上がりました。
山内美代子さんの俳画と俳句の『藤ヶ丘から』が上梓されました。すでにお手元に届いていると思います。闘病生活で指も思うに任せないながら、そんな影を微塵も感じさせない生活態度を見習いたいと思います。十五周年祝賀会にも、介護の手助けを借りながら車椅子で馳せ参じてくれました。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 六二号
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

ににんへの投句についてのお願い
 文章と俳句の投句は基本的にはパソコンに送ってください。なおパソコンを使用していなくても携帯メールを使っている方は、携帯から編集部のパソコンに送ることも可能です。

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼同人費一万三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼「俳句年鑑」二〇一六年度
「ににん」動向と俳句十二人
星屑のやうな物種貰ひけり   岩淵喜代子
春の山町の後ろに正座せり   川村研治
ポケットの小銭探れば小鳥来る 新木孝介
二月堂に修二会の竹の届きけり 宇陀草子
青嵐正座して描く眉の山    五十嵐孝子
冬萌や風に押されてゐる背中  岡本恵子
春の雪振子時計の音ばかり   河邉幸行子
武蔵野は枯野原なり犬とゆく  栗原良子
正座する足裏の黒子に夏日さす 辻村麻乃
大寒や枕に耳の置き所     浜田はるみ
消炭のあつさり燃える夕べかな 山下添子
砂時計ひつくり返し春を待つ  山内美代子

▼九月十九日・
二七年度「埼玉県俳句連盟観光俳句大会」
参加者・鈴木まさゑ・武井伸子・豊田静世・浜田はるみ・山下添子

▼九月二六日・二七年度俳人協会埼玉支部
「花と緑の吟行大会」
参加者・浜田はるみ・岩淵喜代子

▼岩淵喜代子
「俳句年鑑」二〇一六年度・五句出句
北溟社「詩歌句二〇一六年年鑑」五句出句
詩歌句協会一九号 五句出句

▼木津直人
「山の本」二〇一五年秋号に、エッセイ「青い富士山」を掲載。同二〇一六年冬号に書評掲載。

▼「ににん」
次回の締め切り日にご注意ください。
締切日 二月二十日(発行日四月一日)

ににん集の兼題は(受信)
  たそかれの菜の花のメール受信中 浦川聡子
  河原鶸来てをりファックス受信中 小林せつ子
  冬薔薇星のひとつを受信せり 大西泰世

▲ページの冒頭へ

ににん 60号 2015年10月1日 発行
特別掲載一切合財煙也2正津勉
俳句ににん集6大豆生田伴子
さざん集22宇陀草子
秀句燦燦ににんの反芻38岩淵喜代子
 十七音の宇宙40浜田はるみ
連載評論定型詩の不思議42高橋寛治
 わたしの茂吉ノート44田中庸介
 石鼎余滴48岩淵喜代子
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記52*
 
附録『雁の玉章』 木津直人
 武井伸子
 栗原良子
 浜岡紀子
 岩淵喜代子
 
表紙絵*尾崎淳子
題字*黒田靖子

●編集後記 六〇号●

▼戦後七十年の今年は、大変な猛暑の年となり、世界の中での日本の立場を考える大事な年ともなった。今年も多くの「終戦日」「敗戦日」の句のほか「終戦忌」「敗戦忌」という異常な使われ方が目についた。「子規忌」というように使われてきた忌の扱いがここでは全く異なっている。これは「原爆忌」があまりに一般化してしまったための弊害が露になったのであろう。俳句作りの上で「敗戦」と言い、「忌」と言ってしまったら、それ以上言うべきことはないと言っていい。仮に戦争に勝っていたとして、敵味方ともに多くの人間を殺してしまった果ての「戦勝日」を俳人が使うべきかどうかを考えれば「敗戦日」も否であることは言うまでもない。辛うじて「終戦日」が使える言葉だろうと思う。(川村研治)

▼六十号を数えることになった。すなわち十五年が経ったということである。記念号は新年の活気とともに手にするほうがいいと思うので、二〇一六年一月発刊の六十一号にすべて纏めることにした。  今回、正津勉さんが書きおろし作品を発表している。単なる連作というのではなく、なにか新たな試みの作品群が出来た時には、お寄せください。三年間ぐらいのうちに、各々がなにかの試みの作品を発表して貰えれば、次の二十周年の特集は決りなのだが・・・。試みの、あるいは冒険的な、あるいは実験的な作品群という漠然とした表現しか今は思いつかないが、個々に考えて頂きたい。(岩淵喜代子)

▼新同人の紹介(入会日順)。
黒田靖子(埼玉県朝霞市)
山下添子(埼玉県朝霞市)
近本セツ子(兵庫県宝塚市)
谷原恵理子(兵庫県芦屋市)
和智安江(東京都豊島区)
鈴木まさゑ(埼玉県朝霞市)
豊田静世(埼玉県志木市)
中崎啓祐(東京都杉並区)
村瀬八千代(埼玉県川越市)

ににん創刊十五周年について。
 二〇一六年冬号として発行予定の創刊記念号の編集は川村研治さんと浜岡紀子さん・高橋寛治さんによって進行中です。まだ作品を出していない方は、なるべく早く送ってください。
 また、創刊祝賀会については、武井伸子さん、浜田はるみさんを中心にして準備が進んでいます。

▼祝賀会の参加について
 みなさまには別紙で十五周年記念号のアンソロジーの作品提出の用意をお願いします。

ににんへの投句についてのお願い
 文章と俳句の投句は基本的にはパソコンに送ってください。なおパソコンを使用していなくても携帯メールを使っている方は、携帯から編集部のパソコンに送ることも可能です。

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 六一号
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼同人費一万三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼「ににん」次回の兼題「引力」
 締め切り二〇一五年十一月二〇日
  万有引力あり馬鈴薯にくぼみあり 奥坂まや

●記事掲載●

▼ににん関連記事

『俳句四季』九月号 今月のハイライト
――ににん創刊十五周年

▼岩淵喜代子
『百鳥』九月号
太田土男句集『花綵』の一句鑑賞
『浮野』九月号 落合水尾句集『円心』鑑賞
『浮野』創刊四十周年「浮野大賞」選者
『俳壇』十月号 月間日記――俳人たちの日常
『現代俳句』十月号 評論賞選考過程所感

▼辻村麻乃
『俳句界』九月号 グラビア
私の一冊に登場

▼浜田はるみ
『俳句文学館』 コラム「顔」欄執筆

▲ページの冒頭へ

ににん 59号 2015年7月1日 発行
「鬣」賞書評俳句史の地平2水野真由美
俳句ににん集6及川希子
さざん集19岩淵喜代子
秀句燦燦ににんの反芻34川村研治
 十七音の宇宙36浜田はるみ
連載評論わたしの茂吉ノート38田中庸介
前田普羅42正津 勉
 定型詩の不思議46高橋寛治
 石鼎余滴48岩淵喜代子
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記52*
 
附録『雁の玉章』 浜岡紀子
 武井伸子
 栗原良子
 岩淵喜代子
 
表紙絵*尾崎淳子
題字*黒田靖子

●編集後記 五十九号●

▼大学時代の合唱団の友人から一枚の音楽会の切符が送られてきた。ブラームスの「ドイツレクイエム」であった。レクイエムは多くの作曲家により作曲されているが、いずれもラテン語の歌詞によるものであった。ブラームスはその慣例を破り、ドイツ語訳の聖書から歌詞を選んで、作曲した。形式化したラテン語ではなく、自分の言葉で、自分の心をこめられる人間の悲しみを歌うために、自分の国の言葉であるドイツ語で作品を書きたかったのである。
 悲惨な出来事が多い今日の世界で、死者を悼むレクイエムを心をこめて歌い、又、それを聴くことによってその思いを深めていくことが大切だろうと思う。人間の悲しみを歌うドイツレクイエムの演奏は素晴らしかった。(川村研治)

ににん創刊十五周年について。
 二〇一六年冬号として発行予定の創刊記念号の編集は川村研治さんと浜岡紀子さん・高橋寛治さんによって進行中です。まだ作品を出していない方は、なるべく早く送ってください。
 また、創刊祝賀会については、武井伸子さん、浜田はるみさんを中心にして準備が進んでいます。

▼祝賀会の参加について
 個々に案内は発送されますが、今年度の十月三十一日に行う祝賀会は会員と購読会員のみに呼びかけております。会員とはもちろん雑誌に毎月投稿している「ににん」同人のお仲間だが、もう一つのお仲間は創刊からずっと「ににん」の雑誌を購読して下さっていた購読会員です。一堂に会する機会のないまま十五年が過ぎますが、「ににん」のいちばんの応援者でもありました。今回はその方たちとご一緒に、十五年間滞ることもなく雑誌を発行できたことを祝い合って、次の二十周年へ繋げたいと思います。万障繰り合わせてご参加して頂きたいと思います。(岩淵喜代子)

ににんへの投句についてのお願い
 文章と俳句の投句は基本的にはパソコンに送ってください。なおパソコンを使用していなくても携帯メールを使っている方は、携帯から編集部のパソコンに送ることも可能です。

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 六〇号
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼同人費一万三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼ににん前橋支部「煥乎堂」句会
 二〇一五年五月二十九日読売新聞朝刊に煥乎堂句会と同人誌「煥乎」二十周年の紹介記事

▼「ににん」次回の兼題「手足」
 締め切り二〇一五年八月二〇日
  今生は手足を我慢かたつむり 鈴木鷹夫
  白日傘ひるの手足をつれてゆく 鳥居真理子

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼岩淵喜代子
「遊牧」六月号十句選
「俳句四季」八月号・俳句四季大賞受賞者の今
作品と近況
(平成二七年より以下の委員就任)
日本現代詩歌文学館振興会・評議院 
現代俳句協会評論賞・選考委員
さいたま文学館埼玉文芸賞俳句部門・選考委員

▼新木孝介
「季刊詩歌句」作品五句と短文

▼岡本恵子
「季刊詩歌句」作品五句と短文

▼辻村麻乃
「俳句界」九月号・グラビア「私の一冊」

▲ページの冒頭へ

ににん 58号 2015年4月1日 発行
グラビア句集祝賀会風景2 
俳人協会評論賞受賞特集『二冊の鹿火屋』評4田吉 明
『二冊の鹿火屋』評8坂口昌弘
『二冊の鹿火屋』評12筑紫磐井
俳句ににん集16宇陀草子
 さざん集30石井圭子
秀句燦燦ににんの反芻44岩淵喜代子
 十七音の宇宙46浜田はるみ
連載評論定型詩の不思議48高橋寛治
 わたしの茂吉ノート50田中庸介
前田普羅54正津 勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記60*
 
附録『雁の玉章』  
 
表紙絵*尾崎淳子
題字*黒田靖子

●編集後記 五十八号●

お詫び
 著作権の問題につきましては、昨年十月末に示談の条件を履行し、完了しました。
 ににん代表はじめ同人の皆様には、大変ご迷惑をおかけし、ご心配を戴きましたことを、心よりお詫び申し上げます。
 今後は、初心に帰って、精進してまいりますので、旧年中と変わりませずご指導とご鞭撻を賜りますよう、お願い申し上げます。
   平成二七年正月  伊丹竹野子

▼松過ぎた頃、口、顔に異常な痛みを覚えた。帯状疱疹であった。約一ヵ月間全ての予定をキャンセルして家に籠もることとなった。自分が居ずに諸事が進行してゆくのを見ていると、丁度死後の世界からぼんやりとこの世のありようを眺めているようで、小気味良ささえ感じた。
 帯状疱疹は、長年潜んでいたヘルペスウィルスが、体の弱みにつけこんで暴れだすらしい。長年住み着いているのだったら、静かにしていて欲しいものである。マクロに見ると、人種、宗教、国が異なるとるという理由だけで他者を攻める行為が世界中に起きている。悲しいことである。人類としての帯状疱疹が世界中に蔓延っているようなものである。俳壇の中でも同じようなことが起きてはいないだろうか(川村研治)

▼今回の『二冊の「鹿火屋」――原石鼎の憧憬』は、二〇〇九年に上梓した『頂上の石鼎』付録のつもりで出版したものだった。しかし、なぜかそれが俳人協会評論賞を受賞した。
 石鼎は気になる作家である。その気になることをだらだら書きつづけてきたのが今回の『二冊の鹿火屋』である。これらも書くものは原石鼎に限られるだろう。そうして、『二冊の鹿火屋』のように、何か一貫したテーマが見つかったら、また一冊になるかもしれない。とにかく今回の受賞は、書きつづけていくことへの弾みになった。嬉しいことである。多くの方の応援に心からお礼を言いたい。(岩淵喜代子)

新同人紹介
 谷原恵理子さん(芦屋市)

ににんへの投句についてのお願い
 文章と俳句の投句は基本的にはパソコンに送ってください。なおパソコンを使用していなくても携帯メールを使っている方は、携帯から編集部のパソコンに送ることも可能です。

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 五九号
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼同人費一万三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼「ににん」次回の兼題「正座」
 締め切り二〇一五年五月二〇日   片隅に正座を強いる喪の師走  渋谷道

●記事掲載●

▼ににん関連記事

『俳句四季年鑑』結社の動向と作品(全員一句)

▼岩淵喜代子
『俳壇年鑑』  今年の自選三句
『俳句文学館』三月号 俳人協会評論賞受賞のことば
『俳句』三月号 オモテの句ウラの句
『俳句四季』四月号 作品十六句
『俳句』四月号 俳句十六句
『俳句』四月号 俳人協会評論賞受賞のことば

▼辻村麻乃
『俳句界』二月号 俳句八句
『ウェップ俳句通信85号』俳句作品七句
『俳壇』四月号 特集
  早春に詠うー実力俳人諸家競詠五〇人

▲ページの冒頭へ

ににん 57号 2015年1月1日 発行
グラビア句集祝賀会風景2 
牧野洋子総論4中上哲夫
句集特集一句鑑賞8武井伸子 他
 序にかえて10岩淵喜代子
俳句ににん集12岩淵喜代子
 さざん集24五十嵐孝子
秀句燦燦ににんの反芻38川村研治
 十七音の宇宙40浜田はるみ
連載評論定型詩の不思議42高橋寛治
 わたしの茂吉ノート44田中庸介
前田普羅48正津 勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記52*
 
附録『雁の玉章』  
 
表紙絵*尾崎淳子
題字*黒田靖子

●編集後記 五十七号●

▼五十六号の訂正
 正  蜑路地や海より濃ゆき茄子の花
 誤  蟹路地や海より濃ゆき茄子の花

▼ににんでは原則として文語、旧仮名で俳句を書いているが、そのことについて少し考えてみたい。俳句は自分の感動したこと、それも遥かなもの、永遠に繋がる感動を他の人と共有したいという願いで作るものであろう。人間というものは取るに足らない存在であり、いずれは消えてゆくべき悲しみに満ちた存在であるが、その思いを俳句のかたちに言い止めることができれば、永遠に繋がることが出来るのではないかと思う。このような重い内容を意識しているからこそ、俳句というものがこれまで続いてきたのではないだろうか。それを、わずか五七五で表現するには、普段着ではなく、それなりの身支度が必要になってくる。それが文語であり、旧仮名遣いではないかと思う。(川村研治)

▼小さな集まりの「ににん」では、句集の出版など二、三年に一度くらいだった。それが、昨年は三冊の本が立て続けに上梓された。その一冊が六月、宮本郁江句集『馬の表札』、二冊目が八月、牧野洋子句集「『蝶の横貌』。その二人の出版祝いも、既に行われた。三冊目の出版は十月、私の『二冊の鹿火屋』だった。この本は以前の『頂上の石鼎』の付録として出版するともりだったのだが、装丁が豪華に仕上がってしまって面映ゆい。(岩淵喜代子)

表紙の空気が変わりました
 これまでは線描の街の絵に明朝体の題字で続けてきていましたが、今年度から、尾崎淳子さんの日本画を使わせていただくことになりました。その日本画に合わせて題字も黒田靖子に書いていただきました。

新同人紹介
 近松セツ子さん、黒田靖子さん、山下添子さん、佛川布村さん

ににんへの投句についてのお願い
 文章と俳句の投句は基本的にはPCに送ってください。なおパソコンを使用していなくても携帯メールを使っている方は、携帯から編集部のパソコンに送ることも可能です。

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 五八号
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締め切り(発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読は三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼同人費一万三千円
 郵便振替00150-8-85254にお振込みください。

▼「ににん」次回の兼題「時計」
 締め切り二〇一五年二月二〇日

●記事掲載●

▼ににん関連記事

『俳句界』十二月号 ににん句会訪問記事

▼岩淵喜代子
『俳句年鑑』二〇一五年作品五句
『俳句年鑑』  俳人アンケート
『俳句あるふあ』十二・一月号 作品五句
『俳句あるふあ』十二・一月号 
「どうぶつ歳時記365日」収録
運命のやうに傾ぐや空の鷹
『俳句界』二月号 折井紀衣句集「石の眼」の一鑑賞
十一月九日 埼玉県加須市俳句大会での講演・「私の好きな俳句」

▼川村研治
『俳句四季』十二月号
  宮本郁江句集「馬の表札」鑑賞

▼宮本郁江
『俳句四季』二月号 俳句作品

▲ページの冒頭へ

ににん 56号 2014年10月1日 発行
宮本郁江総論2小笠原高志
句集特集一句鑑賞6浜岡紀子 他
 序にかえて8岩淵喜代子
俳句ににん集10五十嵐孝子
 さざん集22新木孝介
秀句燦燦ににんの反芻36岩淵喜代子
 十七音の宇宙38浜田はるみ
連載評論乞食路通40正津 勉
 定型詩の不思議44高橋寛治
 石鼎余滴46岩淵喜代子
 
吟行記河内音頭50武井伸子
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記52*
 
附録『雁の玉章』  
 
表紙絵*尾崎淳子

●編集後記 五十六号●

▼きびしい猛暑のこの夏も終戦日、敗戦日の句が俳人たちによって多く詠まれた。昭和二十年八月十五日も遥かな昔となり、その日のことを自分の記憶として持つ者は少数派になってしまった。私自身は季語として「敗戦日」を使わないのは、戦争は勝ち負けではないと思うからだ。
「負け」という言葉の裏には勝ったものに対しての憎しみの心が入っている。逆に「勝ち」という言葉の裏には負けたものに対する優越感、蔑みの心が入る。終戦の日、国民の殆どの人は、負けた、というよりも、ああ戦争は終ったのだ、もうこの恐ろしい苦しみからは解放されるのだという気持ちが強かったと思う。戦争は、終わりにしつづけなければならないものであり「終戦日」が確かな言葉だと思う。(川村研治)

▼宮本郁江句集『馬の表札』と牧野洋子句集「『蝶の横貌』の二冊の句集が上梓されました。表紙絵は尾崎淳子さんの絵画。「ににん」五六号、五七号で、それぞれの句集特集をします。

▼今年の夏の異常気象は各地の大雨、三鷹の大量の降雹、茨城県の竜巻、広島の土砂災害。どれも大災害なのにすぐに紛れてしまうのは、日本列島のどこかで頻繁に天災が発生しているからである。
 広島市八木地区の土石流災害は、「ににん」五六号の締め切り日と同時くらいだった。その後の、八月二六日現在のニュースでは死者七十人を越えている。そうして、今日は俄に秋風が吹いて、ごろ寝などしていられない涼しさになった。(岩淵喜代子)

▼ににん十五周年記念号の準備
 みなさまには別紙で十五周年記念号のアンソロジーの作品提出の用意をお願いします。

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 五七号
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)
  →ににん集の兼題は(近江または淡海)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。

▼同人費一万三千円

●記事掲載●

▼ににん関連記事

二〇一五年度『俳句年鑑』
年間の活動並びに作品
夜光虫の水をのばして見せにけり 岩淵喜代子
朧にて星がぐらぐらしてゐたる  川村研治
鉛筆を削れば匂ふ日永かな    新木孝介
青葉冷え厩舎に夜の色の馬    尾崎淳子
店を出てすぐ白鳥の胸がある   木津直人
蚊遣火の香り漂ふ投票所     小塩正子
鉛筆の芯に雪解の匂ひかな    武井伸子
鉛筆の高さ揃へば風光る     服部さやか
はるのゆき夢より覚めてゆめの中 浜岡紀子
何事もなかつたやうに春の海   浜田はるみ
薄目開く犬に卯の花腐しかな   宮本郁江
冬耕やかなたにありし橋一つ   牧野洋子

▼服部さやか
『澤』七月号 五〇歳までの新人特集に収録。

▲ページの冒頭へ

ににん 55号 2014年7月1日 発行
佃島盆踊り月島六番出口2浜田はるみ
 てのひらで3武井伸子
 月涼し4高橋寛治
 藍浴衣5河邉行幸子
 海匂ふ6岩淵喜代子
 盆太鼓7宮崎晩菊
俳句ににん集8新木孝介
さざん集20阿部暁子
秀句燦燦ににんの反芻32川村研治
十七音の背景34浜田はるみ
連載評論定型詩の不思議36高橋寛治
わたしの茂吉ノート38田中庸介
乞食路通42正津 勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記56*
 
附録『雁の玉章』  
 
表紙絵*尾崎淳子

●編集後記 五十五号●

▼鳥の卵が孵るとき、殻の中で雛がつつくことを「啐」、そして、ちょうどその時、母鳥が殻を外からつつくことを「啄」と言い、この両方が同時に起こらないと、卵がうまく孵らない。禅宗では、師匠の悟らせようとする働きと、弟子の悟ろうとする働きが一致することの大切さを「啐啄同時」で説いている。俳句創作の上でも作者の心の底深くからの意識と外界からの刺激とが噛み合うことの大切さが思われ、広く社会生活の上での協力関係の上でも啐啄の関わり合いが大きな意味を持ってくる。ににんでは毎回兼題を設けて作句しているが、この題が「啄」であるとして、その刺激により、各作者が自分の全生涯の中からこれに応えるべき内奥の発想「啐」を探るということになろうか。(川村研治)

▼今回は兄部千達(こうべちさと)さんを紹介しておきます。このお名前、一瞬戸惑うのですが、パソコンではこうべと入力すると、あっさり出てきます。
「兄部」とは山口県周防あたりの中世の座の統轄者に与えられた名前。ににんの兄部さんのご実家の宮一本陣兄部家も「国定史跡」である。
萩と周防を結ぶ江戸時代の街道「萩往還」に面して、参勤交代の宿として諸国の大名が留まった。秀吉朝鮮出兵のおりは軍船に魚を献じたり、本陣に伊能忠敬が地図作りの折に泊まった等の話が残されているそうです。訪れてみたいものである。
周防という土地で、もう一つ訪れたいのは瑠璃光寺の五重塔である。この五重塔については七十歳から書き始めて八九歳で作家デビューを果たした久木綾子さんの『見残しの塔−周防国五重塔縁起 』に詳しい。   (岩淵喜代子)

▼ににん十五周年記念号の準備
 みなさまには別紙で十五周年記念号のアンソロジーの作品提出の用意をお願いします。

●お知らせ●

▼次号五六号締め切り八月二〇日(発行日十月一日)
ににん集の兼題は「路地・露地」になります。
路地裏を夜汽車と思ふ金魚かな
            摂津幸彦

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 五五号
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。

▼同人費一万三千円
今年度末までに二〇一四年度の同人費を納入してください。(五三号から五六号まで)

●記事掲載●

▼ににん関連記事

『俳壇』 五月号・子供の句
花果てのうらがへりたる赤ん坊  岩淵喜代子
眠る子の耳よりからすうりの花   川村研治
逃げる子も追ふ子も冬のどまん中  阿部暁子
実南天やっと十まで数へる子    石井圭子
     初空へふつと開きし赤子の手   伊丹竹野子
足元に子を絡ませて髪洗ふ     辻村麻乃
囀りやあいさつする子はいつもの子 牧野洋子
少年の羽化してよりの水の秋    武井伸子
魚は氷に風にまじりて子らの声   浜岡紀子
教室にかすかな浮力卒業子    浜田はるみ

▼岩淵喜代子
『俳壇』 五月号・子供の句とエッセイ
『俳句あるふぁ』6・7月
「どうぶつ歳時記365日」収録
空腹や海月はゆらす身のすみずみ
『俳句四季』六月号 作品十六句
『俳句四季』八月号
大牧宏句集『正眼』より一句鑑賞
『俳句界』九月号 作品六句

▲ページの冒頭へ

ににん 54号 2014年4月1日 発行
渡良瀬遊水地野焼渡良瀬川2牧野洋子
 光の帯3宮本郁江
 炎立つ4中島外男
 はるばると5武井伸子
 葦の穂6高田まさ江
 都賀舟7佐々木靖子
 葦の炎8及川希子
 巴波川9あべあつこ
俳句ににん集10阿部暁子
さざん集22あべあつこ
秀句燦燦ににんの反芻34岩淵喜代子
十七音の背景36浜田はるみ
連載評論石鼎を憧れた人々①38岩淵喜代子
定型詩の不思議42高橋寛治
わたしの茂吉ノート44田中庸介
乞食路通48正津 勉
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記52*
 
附録『雁の玉章』  
 
表紙絵*尾崎淳子

●編集後記 五十四号●  岩淵喜代子

▼ににんはいつも入会者のことも退会者のことも取り上げないで、淡々とやり過ごしてきましたが、五十四号から参加する新しい同人についてご紹介いたします。
 そのお名前が大変珍しくて読めないのではないかと思ったからです。「大豆生田伴子(おおまみゅうだ・ともこ)」さんといいます。栃木にお住いですが、その土地には多い名前のようです。
 言語学者の金田一春彦によると、日本語で「みゅ」という発音が現われる唯一の単語だそうです。以前、金田一春彦は「みゅ」という発音を日本語の音節表から外すべきだと提唱しかけたことがあるそうです。しかし、大豆生田(おおまみゅうだ)姓の人物に出会い、その考えを訂正しました。
 もうお一人、四五号から参加の河邉幸行子(かわべ・さちこ)さん。幸行(ゆきつら)と読ませる男性の名前は見かけるのですが、女性は初めてです。

▼兼題が「火と灯」からもとの言葉の兼題に代わりました。そのため、ホームページの俳句の投稿欄が復活しました。すでに広場は同人の作品を一部UPしました。ごらんください。
 兼題を以前は一文字でしたが、今回は熟語、すなわち二文字にいたしました。一文字よりは数段難しいとは思います。おおかたが、物の言葉になることも、同じような作品が出来がちです。そのことを意識して、自分なりの作品になるように取り組んではいかがでしょうか。

▼ににん十五周年記念号の準備
 みなさまには別紙で十五周年記念号のアンソロジーの作品提出の用意をお願いします。

●お知らせ●

▼次号五五号締め切り五月二〇日(発行日七月一日)
ににん集の兼題は「映画」になります。

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 五四号
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)  秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。

▼同人費一万三千円
今年度末までに二〇一四年度の同人費を納入してください。(五三号から五六号まで)

●記事掲載●

▼ににん関連記事

▼岩淵喜代子
『俳句』三月号 取り合わせについての小論
『俳句四季』三月号 野木桃花句集評
『俳句四季』三月号 一枚の絵
『俳句あるふあ」4・5月号
服部さやかの推薦文
『俳句あるふあ』4・5月号
どうぶつ歳時記365日へ収録句
やはらかき身をぶつけあひ鳥交る 喜代子 
『俳句』五月号 山崎聡『遠望』一句鑑賞
『わたしの俳句手帳』角川ライブラリー三月発売に収録句(ストーブに貌が崩れていくやうな)
『俳壇』五月号子供を詠んだ俳句とエッセイ

▼服部さやか
『俳句あるふあ』4・5月号俳句

▼宮本郁江
『俳句四季』三月号・句のある風景

▼田中庸介
『現代詩手帖』三月号・英米詩の翻訳と座談会

▼木津直人
季刊『やま かわ うみ(アーツアンドクラフツ)』二〇一一年春号〜一二年春号まで
「山・川・海の詩学」を連載

▲ページの冒頭へ

ににん 53号 2014年1月1日 発行
若草山焼山談義2伊丹竹野子
 冬萌3岩淵喜代子
俳句ににん集4あべあつこ
さざん集16山内美代子
秀句燦燦ににんの反芻28伊丹竹野子
十七音の背景30浜田はるみ
連載評論乞食路通32正津 勉
上島鬼貫36伊丹竹野子
定型詩の不思議40高橋寛治
わたしの茂吉ノート42田中庸介
講演記録二冊の鹿火屋46岩淵喜代子
 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
編集後記80*
 
附録『雁の玉章』1 
 『野菊の墓』を訪ねて2浜岡紀子
 はしのはなし4新木孝介
 イルパライソで6栗原良子
 困難で思い出多い一日8木津直人
 妙喜庵 待庵10武井伸子
 
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 五十三号●

▼清水哲男氏のエッセイは休みます。

▼火と灯の祭祀についての特別作品の投稿はしばらく中止いたします。二〇一三年度までに預かった作品のみを今年度掲載いたします。従って五十三号の「若草山山焼き」・五十四号で「渡良瀬の野焼」・五十四号で「佃の盆踊」の以後はありません。

▼十五周年記念号の準備
「ににん」のみなさまには別紙で十五周年記念号のアンソロジーの作品の用意をお願いいたします。気が早いようですが、記念号の準備は今回非常に時間を取られることになりますので、早めの準備に入ります。同封したピンクの用紙を必ず読んでください。

▼震災記録(第十一回)
二〇一三年十一月二十六日に秘密保護法案が衆議院を通過した。『毎日新聞』の一面には「与党が採決強行」という見出し。裏面では「巨大与党の暴走が始まった日」がある。三面記事紙面では、「福島をバカにするな」とある。
『読売新聞』は「自民みな賛成 維新は退席」と淡々とした見出しが一面。裏面では「同盟国と機密共有へ」とあり、三面記事の紙面ではこの件に対する事項はない。
『日本経済新聞』では「半導体3パナソニック三工場を売却」という記事がトップ。その横に秘密保護法案が衆院通過、とこれも淡々とした対応。三面記事で「修正足りず」「曖昧なまま」という見出しで読売新聞よりは批判がある。
『朝日新聞』は「自公が採決強行−−みんな賛成、維新放棄」とあり、その裏面で「一強の慢心 民意軽視−政権・世論懸念し採決急ぐ」とある。三面記事で「強引渦巻く怒り」−特別委四十四時間、「ふざけるな」とデモの声に集約させている。

▼表三に『復興の記録』を執筆していた四宮暁子さんが男の赤ちゃんを出産しました。「阿部日菜穂ちゃん」です。おめでとうございます。従って四宮さんもこの号から阿部暁子で参加しています。四宮さんは東京生まれで、東京で暮らしていました。それが東日本大震災を機に宮城県の応援に出かけたまま住みついたという経緯から執筆が始まりました。しばらくは育児に専念することになりましたので、この欄は休載となります。

●お知らせ●

▼五四号締め切り二月二〇日(発行日四月一日)
ににん集の兼題「鉛筆」になります。
潮風・潮汁・満潮など「潮」の文字を使います

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 五四号
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)  秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。

▼同人費一万三千円
今年度末までに二〇一四年度の同人費を納入してください。(五三号から五六号まで)

●記事掲載●

▼ににん関係

『俳句年鑑』二〇一四年度版掲載句
神の名に命の一字羽蟻飛ぶ    岩淵喜代子
原子の火消して寒中見舞ひとす  伊丹竹野子
花守に孫三人目生まれけり     宇陀草子
行く秋の木漏れ日音もなく揺れて  志村万香
スカイツリーから凍つる東京夜景かな  西方来人
口笛に冬三日月の揺るるとき   同前悠久子
水涸れて日増しに巌白くなる    中村善枝
筍を仏の如く茹であげる    西田もとつぐ
秋時雨窓に二合の米を研ぐ    山内かぐや

▼岩淵喜代子
『俳句年鑑』二〇一四年度に五句掲載
『俳句四季』十一月号
平沢陽子句集『花いばら』より一句鑑賞

▲ページの冒頭へ

ににん 52号 2013年10月1日 発行
巻頭エッセイ下連雀からの眺め2清水哲男
座談会石鼎を巡る鼎談4 
越谷の虫送り青竹24あべあつこ
稲の虫25石井圭子
豊作26伊丹竹野子
白鷺27岩淵喜代子
家族28佐々木靖子
あの世この世29及川希子
夏の雨30岡本恵子
夏の闇31兄部千達
あとさき32川村研治
藁束33高橋寛治
宵闇34武井伸子
夜の秋35浜岡紀子
乳母車36中島外男
夏蛙37服部さやか
人影38牧野洋子
火屑39宮本郁江
俳句ににん集40山内美代子 他
 さざん集52山内かぐや 他
句句燦燦ににんの反芻64川村研治
 十七音の背景66浜田はるみ
連載評論『わたしの茂吉ノート』68田中庸介
連載評論『上島鬼貫』72伊丹竹野子
連載評論『定形詩の不思議』76高橋寛治
エッセイ俳句の風景78岩淵喜代子
詩と俳句の交差点51 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記80*
 
附録『雁の玉章』   
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 五十二号●

▼ご自分の俳句、文章の校正もれまたは誤植がありましたらお知らせください。次号で訂正文を載せます。

▼試みに詩と俳句を並べてみました。今回は金子兜太と正津勉のコラボレーション。こうした試みで、詩を傍らに置くことで俳句の鑑賞が奥深くなり、俳句を据えることで新たな詩の鑑賞もできるかもしれません。この機会に、自分の愛着の一句に匹敵する詩を探してみましょう。詩に親しむ機会でもあります。出来ましたら編集部へ送ってください。そのときには俳句の収録されている句集名、そして抜粋されている詩集名と抜粋した部分のページのコピーを添付してください。

▼震災記録(第十回)
福島発電所の原発汚染水タンクからの漏出が止まらない。全国漁業協同組合連合会(全漁連)と福島、宮城、茨城各県の漁連・漁協は25日、東電本店を訪れ、広瀬直己社長に「全国の漁業者・国民に対する裏切り行為だ」と抗議したようだが、この事故は極めて初歩的な事故だ。

▼五月三十一日から六月二日にかけて出雲へ行ってきました。以前からブログ「原石鼎」に石鼎の俳句鑑賞をしている人たちで、石鼎の故郷出雲を訪ねようという企画は出来ていたのですが、なかなか実行できませんでした。今年は六十年に一度という出雲大社遷宮の年ということに弾みがついて、やっと実行することが出来ました。そのとき思いついたのが松江の寺本喜徳氏にお目に掛かることでした。以前に石鼎の座談に出ていただいた土岐光一氏と旅の第一日目の午前中を、寺本氏の用意してくださった石鼎に関係する資料の数々について、お話を聴くという感じで、貴重な内容になりました。

▼創刊号から続いていたこの「俳句の風景」の企画は今回を以って最終回とします。
この「俳句の風景」に代わるものが巻末の「雁の玉章」となります。この形式にすることによって、どなたでも、いつでも参加することが出来るようになりました。毎回でなくても、ふと思い立って書き上げた文章をこの場に残してはいかがでしょうか。文字数は本文が二十二文字×四十一行です。場があることが書き続ける力になると信じています。

▼「詩歌句フェスタ東京2013」で、栗原良子さんの随筆が表彰されました。会のあとは隅田川花火大会の日でしたが、豪雨に見舞われて花火は三十分ほどで中止になってしまいました。

▼火・灯の祭の特別作品は今回は北越谷の「虫送り」を集めました。五三号は野焼きまたは山焼きがテーマの作品集になりますので、十二句に纏まりましたら送ってください。

●お知らせ●

▼五三号締め切り十一月二〇日(発行日一月一日)
ににん集の兼題「広場」になります。

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日 十時半開始
 会場・高田馬場駅下車・戸塚地域センター内

▼「ににん」次回 五三号
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)  秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。

▼同人費一万三千円/(二〇一四年度五三号から五六号まで)です。

●記事掲載●

▼ににん関係

▼岩淵喜代子
『俳句』十月号ローカル線でゆくー名句と出会う旅(原石鼎)
「講演−−二冊の鹿火屋」九月二八日・神奈川県現代俳句協会吟行会に於いて。
『俳句四季』十月号「名句集を語る」座談会
『俳句四季』十一号「名句集を語る」座談会

▲ページの冒頭へ

ににん 51号 2013年7月1日 発行
巻頭エッセイ下連雀からの眺め1清水哲男
灯と火の祭祀「どんど祭」6及川希子
「鳥羽の火祭」7伊丹竹野子
「蛍火」8尾崎じゅん木
「焚火ショー」9栗原良子
「長野松明あかし」10西方来人
「空襲」11宮本郁江
俳句ににん集12山内かぐや 他
 さざん集23宮本郁江 他
句句燦燦十七音の宇宙36浜田はるみ
連載評論『定形詩の不思議』38高橋寛治
連載評論『わたしの茂吉ノート』40田中庸介
連載評論『この世にいなかった俳人』44岩淵喜代子
連載評論『上島鬼貫』50伊丹竹野子
俳句鑑賞35岩淵喜代子
俳句の風景54新木孝介
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
新刊紹介表3 
編集後記56*
 
附録『雁の玉章』木の葉聖書から2木津直人
修学院4武井伸子
手児奈伝説6浜岡紀子
夏来る8新木孝介
チューリップ10岩淵喜代子
野へ12正津勉
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 五十一号●

▼ご自分の俳句、文章の校正もれまたは誤植がありましたらお知らせください。次号で訂正文を載せます。

▼震災記録(第九回)
震災から二年が過ぎた。復興と呼べるような変化はない。むしろ個々の大きな被害状況が輪郭を現わしてきた。
*宮城県石巻の大川小学校は、校庭で保護者の迎えを待っていた一〇八人中、八四人と教職員一〇人が津波に呑まれた。現在も遺体は見つかっていない人がいる。
*福島第一原発の廃炉に向けた復旧作業だが、汚染水を保管するタンクの貯蔵スペースが限界に近づいていて、収束するのは四十年後という数字が出ている。そのニュースからすぐ、今度はその汚染水の貯水槽から水漏れが起こった。*また、各地の放射能汚染の処理は、除去した土砂などを保管する場所が見つからないで野積みになっている。こうした状況にありながら、前野田首相は在籍当時、福島原発事故は収束したという発言を残した。そうして、現安部総理大臣は安全を確認して稼働を行うと言う発言をしている。
*震災の津波発生は海外にも及び、ことにカリフォルニア州では船舶の転覆などで、被害額は合計五千万ドル(四十一億円)を超える見込みだという。

▼新連載『定形の不思議』は(三)になっているのは間違いではありません。「雁の玉章」に書いた「カーヴァー、アルトマン、俳諧」「ドナルド・ダック、サンバ、俳句」に続く連載となります。

▼火・灯の祭の特別作品は今回は各地の火、灯の季語で詠まれた連作を掲載しました。
詳細はまた二〇頁にあります。

●お知らせ●

▼五二号締め切り八月二〇日・発行日十月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内・吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回 五二号
 秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一二年度四十九号から五十二号まで)です。

●記事掲載●

▼ににん関係

▼伊丹竹野子
『俳句四季』六月号 句のある風景
  (滋賀県琵琶湖・浮御堂五句)
『与謝蕪村 この一句』青弓社
蕪村の句に鑑賞文
『女性俳人 この一句』青弓社 鑑賞文掲載
ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜   桂信子
逢ひたくて蛍袋に灯をともす    岩淵喜代子

▼岩淵喜代子
『月刊社会教育(国土社)』俳句の風景
講演七月二七日「石鼎俳句の宇宙感覚」
 「詩歌句フェスタ東京2013−詩歌句協会」
講演九月「石鼎の出雲」
 「現代俳句神奈川支部大会」
『俳句』八月号 八〇〇号記念作品八句
『俳句四季』八月号  巻頭三句

▼田中庸介
『文學界』四月号・開高健について、
『びーぐる』十九号・まど・みちおについて、
『現代詩手帖』六月号・四元康祐について、
詩の朗読会
 五月二九日 於・ギャルリー東京ユマニテ
 六月二日  於・本屋B&B

▼浜田はるみ
『女性俳人 この一句』青弓社 鑑賞文掲載
谺して山ほととぎすほしいまゝ   杉田久女

*岡本敬三さんのご冥福をお祈りいたします。

▲ページの冒頭へ

ににん 50号 2013年4月1日 発行
灯の街香港「贋時計」2新木孝介
「上海蟹」3中崎啓祐
「海図」4岡本恵子
「霜月」5兄部千達
「霧の街」6小塩正子
「旅の地図」7服部さやか
「初時雨」8岩淵喜代子
吟行燦燦第23回 夜景9新木孝介
俳句ににん集10宮本郁江 他
 さざん集21牧野洋子 他
吟行燦燦第25回 七草火焚き神事33浜岡紀子
連載評論『わたしの茂吉ノート』34田中庸介
連載評論『この世にいなかった俳人』38岩淵喜代子
連載評論『上島鬼貫』42伊丹竹野子
俳句の風景46木津直人
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記48*
 
附録『雁の玉章』ドナルド・ダック、サンバ、俳句2高橋寛治
二本の商店街4武井伸子
伏姫籠穴6浜岡紀子
礼是のこと8新木孝介
焚火10栗原良子
八重桜12岩淵喜代子
野へ16正津勉
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 五〇号●

▼ご自分の俳句、文章の校正もれまたは誤植がありましたらお知らせください。次号で訂正文を載せます。

▼正津勉氏の連載「縁辺の人」は今回は休載いたします。その代わりに「雁の玉章」に詩を寄稿しています。

▼震災記録(第八回)
二〇一一年(平成二十三年)三月十一日十四時四十六分十八秒(日本時間)は俳句の世界も揺さぶりを掛けられた。
*二〇一一年・長谷川櫂『震災歌集』(中央公論新社)
*二〇一二年・三月号「俳句」で「特別対談 
自然とどう向き合うか 小澤實×高野ムツオ」
*二〇一二年度の「俳句」の五十句角川賞は永瀬十悟氏の「ふくしま」。題名からも分かるように震災を詠んだ作品群。永瀬氏はこの受賞作品を含めた句集『朧橋』を二〇一三年に出版。
 雁風呂と名付けて六日振りの風呂
 流されてもうないはずの橋朧
 揚雲雀疲れたときは風に乗れ
 誰も居ぬ花の校庭放射線
 牡丹園瓦礫置場になつてをり
 月の道ひとりのときは跳ねもして
*二〇一二年・毎年行われている佐藤鬼房顕彰全国俳句大会も此の年は震災を詠んだ句を募集。
*二〇一二年・照井翆第五句集『龍宮』角川書店
 ポンポンと死を数へゆく古時計
 春中の冷蔵庫より黒き汁
 卒業す泉下にはいと返事して
 いま母は龍宮城の白芙蓉
 穴と言ふ穴に人間柘榴の実
 朝の虹さうやつてまたゐなくなる
*二〇一三年一月二十二日 —俳誌『炎環』創刊二十五周年記念において座談会「短歌・俳句:大震災をどう詠むか」が行われた。

▼火・灯の祭の特別作品、五十号では「香港」の旅を掲載しました。一瞬、灯にも火にも無縁なように思われますが、「灯の街」というアプローチで香港を詠むことにしました。今後の吟行方法を少し広げられるヒントを得たような気がします。次号では、四十九号五十号のような群作ではなく、ひとりひとりが違う行事を取材してきた特集になります。まだ、作品を出していない人は次号までに是非作品をお寄せ下さい。
 なお「北川崎虫追い行事」が埼玉県で七月に行われています。その吟行会を行います。詳細はまた間近くなりましたらお知らせいたします。この虫追いの様子は、既に「ににん」のブログ「吟行燦燦」に掲載してありますので、御覧になってください。

二火や灯の行事が扱われている小説がありましたらお知らせください。順次追加していきます。

●お知らせ●

▼五一号締め切り五月二〇日・発行日七月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内・吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回 五一号
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一二年度四十九号から五十二号まで)です。

●記事掲載●

▼ににん関係
『俳句年鑑』二〇一三年作品五句
『詩歌句』二〇一三年年鑑
『俳壇』二〇一三年度俳壇年鑑
『マルホ俳壇抄・四十号』

▼岩淵喜代子
「ウエブ誌ZouX」・三月三日号 作品八句
『俳句』三月号《春の名句百選》と文章
『俳句界』三月号平成の代表作十句
『現代俳句』鳴戸奈菜一句鑑賞
『俳句』四月号 榎本亨句集『おはやう』評
『俳句四季』四月号 前田吐実男句集一句鑑賞

▼正津勉
『NHK短歌』出演 二〇一三年一月八日

▼服部さやか
『俳句界』グラビア三〇代作家特集

▲ページの冒頭へ

ににん 49号 2013年1月1日 発行
松明あかし「冬桜」2岩淵喜代子
「炎の聳ゆ」3河邉行幸子
「炎ひらりと」4武井伸子
「火と雨と」5浜田はるみ
「火柱」6牧野洋子
吟行燦燦第23回 須賀川 松明あかし7武井伸子
俳句ににん集8牧野洋子 他
 さざん集19浜田はるみ 他
連載評論『上島鬼貫』32伊丹竹野子
連載評論『わたしの茂吉ノート』36田中庸介
連載評論『縁辺の人 更科源蔵』40正津勉
連載評論『この世にいなかった俳人』44岩淵喜代子
俳句の風景50栗原良子
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記52*
附録『雁の玉章』1*
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 四十九号●

「原発反対」各種団体活動(岩淵喜代子責任記録)
日本ペンクラブの原発反対運動活動の一部
*二〇一一年十一月十六日=「脱原発を考えるペンクラブの集い」を開催。
*二〇一二年三月=平凡社より「いまこそ私は原発に反対します」が刊行される。
*二〇一二年三月九日=日本ペンクラブ福島視察団報告・一年後の「福島」を訪ねて。
*二〇一二年八月三十日=脱原発を考えるペンクラブの集いパート二〉『福島・チェルノブイリ・そして未来』
 以下ペンクラブホームページより転載《東電福島第一原発事故から約一年、浅田次郎会長以下、脱原発を考える日本ペンクラブのチームが、福島市といわき市を訪ね、放射能汚染の実情を視察するとともに、汚染と取り組む人たちと意見交換をした。東電や原子力委員会はもとより、政府や地方行政の対応に対する不信と不満の中で、いま何をすべきかを模索し続ける人たちの生の声を、私たちは重く受け止めた。
 昨年暮れに政府は、原発事故機の核燃料棒が冷却安定状態に入ったとして、事故の収束を宣言した。だがじつは、何ひとつ解決していないことを誰もが知っている。出口の見えない事故処理は、いま始まったばかりであり、今後何十年かかるか判らない。放出された厖大な放射能による汚染地域を、福島第一原発から同心円で二十キロとか三十キロ圏という範囲ではくくれない。風の*/流れや降雨によって、広範囲にわたる複雑な汚染地区をつくり出しているからだ。そうした地域に住むことを余儀なくされている人たちの、悲痛な叫びを私たちは聞いた。
*二〇一二年十一月十一日雨の中の「脱原発」国会周辺抗議行動。警察当局の調べで約七千人。抗議行動は首相官邸など九ヶ所で一斉に行われた。これまでも、毎週金曜日は官邸周辺の抗議行動は続けられ、今後も継続の予定。

二火や灯の行事が扱われている小説がありましたらお知らせください。順次追加していきます。
虫送り=『屍鬼』小野不由美
    『八日目の蝉』角田光代

▼火・燈の季語
 冬=「熊祭」「年の火」「世継榾」「寒灸」「関西震災忌」「冬の燈」「暖房」「ストーブ」「ペーチカ」「温突」「炭」「炭俵」「炭団」「練炭」「炉」「火鉢」「行火」「足温め」「火吹き竹」「炬燵」「懐炉」「湯タンポ」「炉開き」「焚火」「牡丹焚火」「火の番」「火事」「火事見舞い」「炭窯」「炭焼」「御火焚」「鞴祭」「秩父夜祭」「冬花火」「王子の火祭」「黒川能」「十夜」「鳴滝の大根炊き」「クリスマス」
 無季=「太陽」「金環食」「原子炉」

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内・吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回 五十号
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り (発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一二年度四十九号から五十二号まで)です。

●記事掲載●

『角川俳句年鑑』二〇一三年度版  年間動向
『詩歌句俳句年鑑』二〇一三年度版 年間動向

▼岩淵喜代子
『俳句四季』十一月号「心のふるさと・埼玉」二句
『俳句』十一月号《名句に学ぶ!「切れ」入門》
『俳句』一月号《忘れられない挨拶句》
『俳句四季』二月号 句集寸評
『俳句年鑑』二〇一三年作品五句
『現代俳句年鑑』作品五句
『俳句界』三月号(年鑑)代表作十句

▼宇陀草子
『俳句界』十二月号俳句界への招待五句

▼浜岡紀子
『俳句四季』二月号「心のふるさと・千葉」二句

▲ページの冒頭へ

ににん 48号 2012年10月1日 発行
巻頭言『下連雀からの眺め』102清水哲男
特集句集『白雁』書評4安西 篤
『白雁』一句鑑賞8伊丹竹野子 他
物語を詠む『居酒屋兆治』10伊丹竹野子
物語を詠む『野火』12佐々木靖子
物語を詠む『焚火』14高田まさ江
物語を詠む『焚火』16牧野洋子
俳句ににん集18浜田はるみ 他
 さざん集30浜岡紀子 他
ミニエッセイ火と灯の祀り42岩淵喜代子
木佐梨乃
佐々木靖子
高田まさ江
牧野洋子
山田紗也
吟行燦燦第21回 上毛高原 浜岡紀子
 第22回 北川崎虫追い 高橋寛治
連載評論『縁辺の人  角田清文』48正津勉
連載評論『上島鬼貫 「独ごと」から』52伊丹竹野子
連載評論『わたしの茂吉ノート』56田中庸介
連載評論『この世にいなかった俳人』62岩淵喜代子
俳句の風景66浜岡紀子
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記56*
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 四十八号●

二〇一二年七月六日の新聞に原発事故は人災だとする報告が国会事故調報告書に発表され、東電・保安院怠慢という見出しも付されていた。しかし、この報告書の直前に大飯原発三号機は再稼働を始めた。一機が稼働すればなし崩しに原発は稼働を始めるだろう。国会事故調報告書は、その稼働を納得させるための見解書にも思える。人災だったという見解はでても、原子炉の廃棄物問題さえ改善はしていないのである。
 日本ペンクラブ(浅田次郎会長)は六月十八日、大飯原子力発電所の再稼働決定に反対する声明を出した。野田佳彦首相の再稼働の決断を、「根拠のない『原発安全神話』を蒸し返すことでしかない」と批判。いまやるべきは脱原発の「工程表を具体的に明ら>?かにする」ことだとし、再稼働の判断の撤回を求めている。朝日世論調査では大飯原発再稼働、五四%が「反対」という数字が出ている。
 各地で原発反対デモが行われている。中で、七月十六日、代々木公園では原発反対・脱原発の十万人集会デモが行われた。

この四八号を最後に「物語を詠む」の企画は終りにします。これに替わる企画としまして、各地の、あるいは日常に行われる火・灯の行事の連作を、一年に一作提出してください。なお、それ以上に作品をお寄せくださる方は、頁負担の会費が必要です。
 また、火や灯の行事が扱われている小説がありましたらお知らせください。順次追加していきます。
 虫送り=『屍鬼』小野不由美
     『八日目の蝉』角田光代

▼「火・灯」の季語
 秋=「月」「秋の雷」「稲妻」「秋の虹」「秋夕焼」「夕焼」「虹」「不知火」「秋の御灯」「佞武多」「竿灯」「後の二日灸」「原爆忌」「秋灯」「燈火親しむ」「灯籠」「火恋し」「秋の炉」「風炉名残」「鹿火屋」「秋の虫送り」「蘆火」「風の盆」「盆踊」「花火」「迎え火」「送り火」「門火焚く」「地蔵会」「灯籠流し」「吉田火祭」「鞍馬の火祭」「精霊火」「終戦日」「走馬灯」「岐阜提灯」「蒼朮を焚く」「大文字」「奉灯会」「誘蛾灯」「虫篝」「夜焚」「夜振火」「西瓜提灯」「那智火祭」「弥彦灯籠祭」
 冬=「熊祭」「年の火」「世継榾」「寒灸」「関西震災忌」「冬の燈」「暖房」「ストーブ」「ペーチカ」「温突」「炭」「炭俵」「炭団」「練炭」「炉」「火鉢」「行火」「足温め」「火吹き竹」「炬燵」「懐炉」「湯タンポ」「炉開き」「焚火」「牡丹焚火」「火の番」「火事」「火事見舞い」「炭窯」「炭焼」 行事・「御火焚」「鞴祭」「秩父夜祭」「冬花火」「王子の火祭」「黒川能」「十夜」「鳴滝の大根炊き」「クリスマス」
 無季=「太陽」「金環食」「原子炉」

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内・吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回 四十九号
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一二年度四十五号から四十八号まで)です。
 なお、次号四九号は新年度の会費になります。会費の振り込みは次回の投稿と同じ時期にお願いたします。

●記事掲載●

▼岩淵喜代子
『俳句』九月号 句集『白雁』特集
『俳句四季』九月号 巻頭作品三句
『俳句』十一月号《名句に学ぶ!「切れ」入門》
『現代俳句協会通信部』第六回の最終回
『現代俳句協会通信部』八月三〇日
    句会と吟行

▼川村研治
『現代俳句』九月号句集『白雁』評

▲ページの冒頭へ

ににん 47号 2012年7月1日 発行
巻頭言父のこと すこし2清水哲男
物語を詠む『風の盆恋歌』6宮本郁江
物語を詠む『金閣寺』8石井圭子
物語を詠む『花宵道中』10伊丹竹野子
俳句ににん集12浜岡紀子 他
 さざん集23服部さやか 他
ミニエッセイ火・灯の祀り35宮本郁江
浜岡紀子
小塩正子
兄部千達
武井伸子
中島外男
及川希子
栗原良子
服部さやか
連載評論『上島鬼貫 「独ごと」から』38伊丹竹野子
連載評論『わたしの茂吉ノート』42田中庸介
連載評論『縁辺の人 衣更着信』46正津勉
連載評論『この世にいなかった俳人』50岩淵喜代子
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
俳句の風景54浜岡紀子
復興の記録表3四宮暁子
編集後記56*
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 四十七号●

二〇一二年五月現在の稼働している原子炉は一基もない。たぶん、電力会社はすぐにでも稼働したいのだと思うが、今は政府の見解、世間の声の行方を窺っているというのが本音だろう。

「ににん」会員だった長嶺千晶さんが『晶』という雑誌を創刊することになった。心からお祝い申し上げたい。私は昨年五月下旬に長嶺さんに雑誌を持つように進言していた。何故と問われると明確な言葉にならないが、そうした方がいい俳人もいるのである。あれから一年経った。ご活躍をお祈りしている。

煥乎「ににん」では内側では前橋の同人グループが「煥乎」という雑誌を発行して一二号まで号を重ねている。「書く場があるということも自分の力になる」ということを真っ先に実行しているグループである。

▼「火・灯」の季語(順次追加してます)
「塞灯焼」「初灯」「初灸」「初火事」「窯始め」「鞴始」「鍛冶始」「太宰府天満宮の鬼すべ」「鬼会」「山焼」「野焼」「畑焼く」「畦焼く」「芝焼く」「二日灸」「雁風呂」「春燈」「春の炉」「春暖炉」「暖炉納む」「春炬燵」「炬燵塞ぐ」「炉塞」「薪能」「御灯祭」「鳥羽火祭」「修二会」「螢」「盆踊」「花火」「迎え火」「地蔵会」「灯籠」「炎帝」「炎暑」「終戦日」「キャンプファイヤー」「走馬灯」「岐阜提灯」「蒼朮を焚く」「虫送り」「誘蛾灯」「虫篝」「夜焚」「夜振火」「西瓜提灯」「ナイター」「螢狩」「那智火祭」「弥彦灯籠祭」
無季「太陽」「金環食」「原子炉」

▼「物語を詠む」リスト
『闇の絵巻・梶井基次郎』『この子を残し・永井隆』『寒灯・西村賢太』『ロンリーウーマン・高橋たか子』『風の盆恋歌・高橋 治』『カチカチ山・日本昔話』『明日・井上光晴』『父と暮らせば・井上ひさし』『黒い雨・井伏鱒二』『火の魚・室生犀星』『金閣寺・三島由紀夫』『大都会の夜(パリ、ロンドン、ベルリンー夜の文化史)・ヨアヒム・シュレーア』『花宵道中・宮木あや子』

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内)・吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り (発行七月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一二年度四十五号から四十八号まで)です。

●記事掲載●

▼ににん
『俳句四季』五月号
「わたしの吟行地」欄に川越吟行の一句掲載
『俳句あるふあ』特別号 花の吟行地

▼岩淵喜代子
『俳句』四月号執筆・句会の楽しみ
《超結社蕪村忌大会in京都》記事
『俳句』六月号自句自解
『俳句』七月号特集「平成の名句」を選ぶ
『俳句』八月号特集「歳時記活用」
『俳句』九月号「句集『白雁』特集
『俳壇』六月号俳句十句
『現代俳句』八月号「現代俳句12の秀句を探る」
「現代俳句協会通信部」今年度・選者
『八千草』十五周年記念号へ寄稿
『晶』創刊へ一句

▼川村研治
『現代俳句』九月号 句集『白雁』鑑賞

▼正津勉
『俳壇』四月号・俳壇ワイド作品集

▼武井伸子
『俳句四季』
五月号「わたしの吟行地」エッセイ

▼浜田はるみ
『私の好きなこの一句』平凡社編に鑑賞文

▲ページの冒頭へ

ににん 46号 2012年4月1日 発行
物語を詠む『風の盆恋歌』2伊丹竹野子
物語を詠む『火車』2石井圭子
俳句ににん集6服部さやか 他
 さざん集18西田もとつぐ 他
ミニエッセイ火・灯の祀り30中村善枝
島崎正彦
四宮暁子
辻村麻乃
山城秀之
牧野洋子
連載評論『歩く人・碧梧桐』最終章32正津勉
連載評論『わたしの茂吉ノート』36田中庸介
連載評論『この世にいなかった石鼎』42岩淵喜代子
吟行燦燦遊行寺歳末行事「一つ火」48浜田はるみ
エッセイ俳句の風景4栗林浩
火・燈の季語集43 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記52*
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 四十六号●


(象潟や雨に西施がねぶの花)と詠む芭蕉が訪れた象潟は海だった。しかし、文化元年(一八〇四)の地震によって土地が隆起してしまい、現在は陸の松島と呼ばれている。今から二百年ほど昔のことだとするとそんなに遠い話ではない。当時の惨事がどんなものだったか聞いたことがない。そんな風に昨年の東日本大震災の話も何時か風化してしまうのだろうか。

清水さんの巻頭エッセイはこの号は休載。

四十六号には附録が挟んである。名付けて「雁の玉章」とした。現在の雑誌の方針は変えたくないのだが、「ににん」には散文の名手もたくさんいる。「雁の玉章」は言わば「ににん」のクラブ活動のようなものである。希望者はどなたでも参加できるので、お問い合わせください。(喜代子)

▼「火・灯」の季語集
「塞灯焼」「初灯」「初灸」「初火事」「窯始め」「鞴始」「鍛冶始」「太宰府天満宮の鬼すべ」「鬼会」「山焼」「野焼」「畑焼く」「畦焼く」「芝焼く」「畦火」「二日灸」「雁風呂」「春燈」「春の炉」「春暖炉」「暖炉納む」「春炬燵」「炬燵塞ぐ」「炉塞」「薪能」「御灯祭」「鳥羽火祭」「修二会」「浦佐の堂押」「万燈祭」「磯竃」「磯焚火」「初稲光」「嵯峨の柱炬」「炎ゆ」「雷」「炎天」「鎮火祭」「蚊遣」「虫篝」「誘蛾灯」「虫送り」「鵜飼」「川狩」「夜焚き」「烏賊釣り」「花火」「踊り」「野外演奏」「ナイター」「三井寺の札焼き」「夜光茸」「館林手筒花火大会」「夜店」「佞武多」「竿灯」「「百八燈」「七夕絵灯篭祭」「万灯供養」「百八燈(3詭投げ松明)」「迎え火 精霊火 送り火流灯」「地蔵会」「千灯供養」「大文字」「金魚提灯」「手筒まつり」「キャンプファイヤー」「夜振り」「夜焚き」「白浜海女まつり」「吉田の火まつり」「ナイター」「あばれ祭り」「蚊遣り」「虫篝」 「誘蛾灯」「蒼朮を焼く」「走馬灯」「岐阜提灯」

▼「物語を詠む」の作品現在リスト
『闇の絵巻・梶井基次郎』『この子を残し・永井隆』『寒灯・西村賢太』『ロンリーウーマン・高橋たか子』『風の盆恋歌・高橋 治』『カチカチ山・日本昔話』『明日・井上光晴』『父と暮らせば・井上ひさし』『黒い雨・井伏鱒二』『火の魚・室生犀星』『金閣寺・三島由紀夫』『大都会の夜(パリ、ロンドン、ベルリンー夜の文化史)・ヨアヒム・シュレーア』『戦火の馬・マイケル・モーパーゴ』『ガラスのうさぎ・高木敏子』『鬼火の唄・吉屋信子』『鬼火・横山光輝』『鬼火・横溝正史』『蒼い鬼火・団鬼六』『焚火の終わり・宮本輝』『稲むらの火・小泉八雲』『歌行燈・泉鏡花』『たき火・国木田独歩』『焚火・志賀直哉』

「火・灯がテーマの行事」の連作(十句)並びに「物語を詠む(二四句)」は随時受け付けております。

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内・吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回
 夏号・五月二十日締切り  (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一二年度四十五号から四十八号まで)です。

●記事掲載●

▼岩淵喜代子
《超結社蕪村忌大会in京都》参加十二月二三日
『会津』二月号作品五句
『俳壇年鑑二〇一二年版』
「全国実力作家三〇〇人の秀句」
『俳句界』三月号 「現代俳句協会特集」
『俳句』四月号 選句の楽しみ
『俳句四季』三月号
   「今、もっとも思い出す俳人特集 原裕」
『雷魚』八九号 一〇句選

▼武井伸子
『俳句四季』五月号「わたしの吟行地」

▲ページの冒頭へ

ににん 45号 2012年1月1日 発行
巻頭言過ぎにし我が家2清水哲男
句集特集長嶺千晶『白い崖』句集評4栗林浩
長嶺千晶『白い崖』句集評8坂本登
物語を詠む『ロンリー・ウーマン』10伊丹竹野子
俳句ににん集14西田もとつぐ 他
 さざん集24中村善枝 他
ミニエッセイ火・灯の祀り35岩淵喜代子 他
連載評論『わたしの茂吉ノート』36田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』41正津勉
連載評論第一句集『長子』から学ぶもの46長嶺千晶
ブログの転載原石鼎俳句鑑賞集50 
雁草57 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
俳句の風景58浜岡紀子
復興の記録表3四宮暁子
編集後記60*
表紙絵*尾崎じゅん木

●編集後記 四十五号●

▼災害記録
九月二十二日現在、死者一五八二二人・行方不明 三九二六人・避難者 七三二四九人。福島の原発処理には三十年が必要だと発表された。この期に及んでも原子炉廃棄の方針を政府は出していない。十月三十一日に世界人口は七十億人となった。
国内にある全五十四基の原発のうち、現在稼働しているのは十一基にとどまり、再稼働がなければ来春にはゼロとなる。それだと来夏には全国平均で九%、原発利用度の高い関西電力では二十%近い電力不足に陥ると試算されるというが、それに代わる対策をしてでも、やはり原発は中止の方向に行って欲しい。
昨年は異常な年だった。ににんにとっても異常な年だったようだ。一月からご親族を亡くしたという報告がつぎつぎと十月まで続いた。そのうえに上田禎子さんが突然亡くなった。そんなことも起るのだ、としみじみ生きてゆくことの危うさを感じた一年だった。災害も世界各国で続いた。一番新しいのはタイの洪水である。日本から進出した企業も操業不能の状態が続いている。(喜代子)

▼「ににん」次号の「火・灯」の季語
「塞灯焼」「初灯」「初灸」「初火事」「窯始め」「鞴始」「鍛冶始」「太宰府天満宮の鬼すべ」「鬼会」「山焼」「野焼」「畑焼く」「畦焼く」「芝焼く」「二日灸」「雁風呂」「春燈」「春の炉」「春暖炉」「暖炉納む」「春炬燵」「炬燵塞ぐ」「炉塞」「薪能」「御灯祭」「鳥羽火祭」「修二会」

3詭

▼特別作品掲載について
「火・灯の行事」の連作は十句(一ページ)
「物語を詠む」も火・灯を扱ったものに限りますが、リストに挙がって無いものをこころみるときには、問い合わせをしてください。リストも追々発表します。
小説で現在リストに挙がっているもの。
『闇の絵巻・梶井基次郎』『この子を残し・永井隆』『寒灯・西村賢太』『ロンリーウーマン・高橋たか子』『風の盆恋歌・高橋 治』『カチカチ山・日本昔話』『明日・井上光晴』『父と暮らせば・井上ひさし』『黒い雨・井伏鱒二』『火の魚・室生犀星』『金閣寺・三島由紀夫』『大都会の夜(パリ、ロンドン、ベルリンー夜の文化史)・ヨアヒム・シュレーア』

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り  (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼今年度の俳句テーマ
 灯・火の季語を主題にしたもの。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十五号から四十八号まで)です。

●ににん関係の掲載●

▼岩淵喜代子
『俳句』十二月号 中西夕紀句集一句鑑賞
『俳句四季』十二月号季節の花エッセイ
『俳句四季』関森勝夫句集「一句鑑賞」
『俳句ウエップ』六十四号特集
「句作の上で念頭におくこと」
『俳句』一月号 原雅子句集一句鑑賞
『俳句』年鑑 二〇一一年の五句
『詩歌句』年鑑二〇一一年の五句
『俳句四季』三月号・もっとも思い出す俳人
          「原裕について」
「現代俳句協会通信部」今年度・選者

▼辻村麻乃
『俳壇』十月号 キネマ館

▼長嶺千晶
『俳句』年鑑 二〇一一年の五句
『俳句』一・二月号「新刊サロン—長嶺千晶の評する角川書店の新刊」執筆
『俳壇』十二月号「俳壇ワイド」作品七句
『現代俳句』作品十句
『星雲』十七号「星座探訪」執筆および「季節の作品」十二句

▲ページの冒頭へ

ににん 44号 2011年10月1日 発行
巻頭言写真の日2清水哲男
句集特集伊丹竹野子『愛の花言葉366日』4川村研治
句集所感集8川村研治
物語を詠む『吉原十二月』10伊丹竹野子
 『向う側』12武井伸子
俳句ににん集14中村善枝 他
 さざん集24長嶺千晶 他
上田禎子特集ある筈のなき道36岩淵喜代子 他
連載評論『この世にいなかった俳人』40岩淵喜代子
連載評論『わたしの茂吉ノート』44田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』49正津勉
長嶺千晶句集受賞風景35 
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
俳句の風景54武井伸子
復興の記録表3四宮暁子
編集後記56*
表紙絵*若山卓

●編集後記 四十四号●

▼災害記録
八月十一日(震災五ヶ月目)現在、八万人超が全国に避難、内四八、九〇三人が福島県外避難・死者一五、六八九人・不明者四、七四四人。欧州宇宙観測機関の人工衛星がとらえた南極では、東日本大地震で発生した津波により、氷山の一部(長さ九、五キロ、幅六、五キロ、厚さ八〇メートル)が流出。
震災当初から総理交替の声が激しく、ついに八月二九日に再選で野田佳彦が首相となる。

▼冬号四五号からの兼題について
十五周年までのににん集は「火と灯の季語」を集める企画に変更します。火または灯をテーマにしたものはどのくらいあるのか、この企画の中で集めて見たいとおもいます。火・灯はかなり許容範囲を広げておきます。
追々、その季語を掲載してゆきますが、各人が季節ごとの火・灯がテーマになっている季語を探したり、その行事を追う旅を試みてはいかがでしょうか。参考までに少し挙げておきます。地域ごとにもいろいろある筈です。あまり知られていない行事は内容も書いてください。
四五号は秋または冬、新年の季語でお願いいたします。
秋灯・稲妻・不知火・盆踊り・ねぶた・竿灯・門火・迎え火・送り火・・精霊火・後の二日灸・原爆忌・夜学・燈火親しむ・灯篭・火恋し・秋の炉・風炉の名残・鹿火屋・秋の虫送り・蘆火・花火・鞍馬の火祭・大文字・焚火・どんど焼き・
(稲妻や原爆はどうかと思う方もいるかもしれませ3詭んが、単調にならないように拡大解釈でいきます。夏なら夜光虫、光苔・蛍なども入れることにします。総体的には「光」と捉えていてもいいのかもしれません。たくさんの光を探してください)

▼特別作品掲載について
「火・灯の行事」の連作は十句(一ページ)
「物語を詠む」も火・灯を扱ったものに限りますが、リストに挙がって無いものをこころみるときには、問い合わせをしてください。リストも追々発表します。(例 「風の盆恋歌・高橋治」・「ロンリーウーマン・高橋たか子」。「明日・井上光晴」「父と暮らせば・井上ひさし」)「黒い雨・井伏鱒二」(喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日

▼「ににん」次回
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)
 夏号・五月二十日締切り  (発行七月一日)
 秋号・八月二十日締切り (発行十月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼今年度の俳句テーマ
 灯・火の季語を主題にしたもの。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十一号から四十四号まで)です。

●ににん関係の掲載●

▼岩淵喜代子
『現代俳句』八月号俳句十句
『俳句』九月号俳句作品二十一句
『俳壇』十月号にほん俳句風土記「尾道」
『俳句界』十月号私が憧れた一句&開眼一句
『俳句&あるふぁ』十二月増刊号・作者が語る私の一句・花果てのうらがへりたる赤ん坊
『俳句年鑑』諸家自選五句
『ポエトリ・フェスティバル(テーマ・神々の彼方へ)』朗読九月十日

▼長嶺千晶
『俳句研究』秋号 夏の自選五句
「紫」一・二・三・四・五・六月号
「ずうむゐん紫」作品鑑賞執筆
『現代俳句協会』「多摩のあけぼの」一句鑑賞
『俳壇』九月号俳句作品六句
『俳句年鑑』諸家自選五句

▲ページの冒頭へ

ににん 43号 2011年7月1日 発行
巻頭言震災詩歌2清水哲男
物語を詠む『太陽の季節』4伊丹竹野子
俳句ににん集6長嶺千晶 他
 さざん集19中島外男 他
ミニエッセイ月下独酌31中島外男・長嶺千晶・服部さやか・浜田はるみ・牧野洋子・宮本郁子・浜岡紀子・須賀薊・山田紗也・木佐梨乃・岩淵喜代子
 吟行燦燦35武井伸子
連載評論『預言者草田男』36長嶺千晶
連載評論『この世にいなかった俳人』44岩淵喜代子
連載評論『わたしの茂吉ノート』48田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』53正津勉
俳句の風景58武井伸子
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
復興の記録表3四宮暁子
編集後記**
表紙絵*若山卓

●編集後記 四十三号●

▼二〇一一年(平成二三年)三月十一日十四時四十六分十八秒、日本の太平洋三陸沖を震源とする地震は、マグニチュード九で国内観測史上最大の地震。宮城県では震度七。津波の最大被害を受けた岩手・宮古市の田老地区での高さは三七.九メートルに達していたことが、東京大学の現地調査でわかった。この津波により福島第一原子力発電所事故発生(水素爆発による放射能漏れ)四月末までの現在、終息の見通しは立たず、二十キロ圏内の住民は強制退去命令という悲惨なものとなった。
四月二五日現在の被害者数=死者(一四三四〇 )・行方不明者(一一八八九 )・避難者(一三九一〇)。崩壊家屋(四八七三四)。被災地ではパイプラインの復旧に一ヶ月を要したが、四月末まだ復旧していない地域もある。余震は日に幾度となく訪れ、現在でも治まらない。この津波と原発事故との複合被災に対して、テレビ放映の中で語る識者は「第二の戦後」という呼び方をしている。五月九日に政府の要請により浜岡原発の運転中止決定。福島原発事故は世界の原子力発電への警鐘となっている。

▼我が家では娘一家が仙台在住二十年になる。津波は免れたが家の中の倒れるものはすべて倒れ、落ちるものはすべて床に散ったという。新幹線が一カ月経ってようやく開通したので仙台まで行ってみた。家の中の壁紙はほとんど張り直さなければならないようだ。あちらこちらで応急処理のテープが張られていた。出窓は地震に弱い事も分かった。情報によると、盛り土をした土地は家屋崩壊の被害が強かったようである。確かに、千葉浦安地域では液化現象が起きている。
家に一人で居るときに出合った地震は二十歳の孫娘にとってはこの上ない恐怖だったようだ。その時以来二階の自室で3詭は眠られなくなって、玄関脇の和室を寝室としていた。そこが外へ直ぐに飛び出せるからである。新学期は五月の連休明けから始まった。学校が始まるまでの日々、家を流された級友のためにせっせとアルバム作りをしていた。(喜代子)

▼「物語を詠む」は八年ほど続きましたが、今年度四四号で、紙上での発表は一時中止いたします。企画は検討中です。

●お知らせ●

▼「ににん」四十四号の次回稿締め切りと発行日
 八月二〇日
 発行日十月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日 十時三十分
 句会・毎月第二月曜日 十一時
(いずれも、高田馬場駅より徒歩三分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日(場所は随時お知らせ)

▼今年度の俳句テーマ
 四十四号「酌」
 秋号・八月二十日締切り (発行十月五日)
 冬号・十一月二十日締切り(発行一月一日)
 春号・二月二十日締切り (発行四月一日)

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十一号から四十四号まで)です。

●ににん関係の掲載●

▼岩淵喜代子
『俳句四季』三月号俳壇トピックス
           十周年祝賀会紹介
『俳句あるふあ』十二月別冊
          (ふるさと歳時記、埼玉県担当)

▼岩淵喜代子
『俳句研究』夏号 作品五句
『遊牧』六月号十句選
『俳句ウエップ』六月号誌上句会
『かのん俳句通信』八号・吟行日和(川越)
『俳壇』六月号(夏の秀句・好句へ収録)
今生の螢は声を持たざりし
『鴎』十周年募集俳句選者
『第二回東京ポエトリーフェスティバル九月・
(神話、その彼方へ)俳句二五句朗読出演』
『俳壇年鑑』実力作家の秀句(小林貴子氏抽出)
  大足の人も虫干ししてゐたり
  浜豌豆咲けばかならず叔母が来る
  まるごとが命なのかも海鼠とは

▼長嶺千晶
『俳句研究』夏号 夏の自選五句
『紫』三・四・五月号
「ずうむゐん紫」作品鑑賞執筆
『現代俳句協会』「多摩のあけぼの」一句鑑賞

▼辻村麻乃
『俳句四季』六月号 俳句十六句

▲ページの冒頭へ

ににん 42号 2011年4月1日 発行
 ににん祝賀会風景2 
座談会碧悟桐を語る4正津勉 他
物語を詠む『人間失格』22伊丹竹野子
俳句ににん集24中島外男 他
 さざん集38同前悠久子 他
ミニエッセイ月下独酌51佐々木靖子 他
連載評論『わたしの茂吉ノート』54田中庸介
連載評論『歩く人・碧梧桐』59正津勉
連載評論『預言者草田男』64長嶺千晶
新連載評論『この世にいなかった俳人』68岩淵喜代子
英語版『奥の細道を読む』表2木佐梨乃
吟行燦燦72浜岡紀子
俳句の風景74武井伸子
編集後記76*
表紙絵*若山卓

●編集後記 四十二号●

▼清水哲男氏のご尊父がご逝去なさいました。百歳に六ヶ月足らなかったとか。心よりご冥福をお祈りいたします。

▼「ににん」十周年記念号は一月一日予定通りに発行されました。その熱気の消えないうちにと同じ一月の十六日に高田馬場にあるレストラン・テインバーで「ににん」創刊十周年祝賀会を持ちました。
会場の都合もありまして、今回は五周年以後の「ににん」への寄稿を頂いた方にお声を掛けさせて頂き、ごくささやかな宴でしたが、田中庸介さんの自作の朗読、栗原良子さんの「武蔵野」朗読、それと会員すべてが自分の俳句の朗読を行いました。祝賀会につきましては「ににん」より先に『俳句』三月号のヘッドライン・『俳句四季』三月号の俳壇ニュースに、すでに紹介されています。
十周年のお祝いもしたのですから、この号からまた新しい出発をします、と言いたいのですが、新しいということはどうすることなのか途方に暮れています。さしあたってまた淡々といつものリズムで進めようと思います。いつものリズム?と言っても、それもまた曖昧模糊としていますが、進歩は、個々の同人の積み重ねではないかと期待しています。
振り返りますと、五周年は「同人誌とは」を特集して全員が「ににん」に参加している意識を文章に纏めました。そうして今回の十周年は「物語を詠む」のアンソロジーとなりました。五年後も雑誌を続けていられるのなら、なにか新たな企画を考えたいとおもいます。

▼「ににん」の座談会は第二回目。今回は「河東碧梧桐」の作品とその生き方について語りあいました。同人誌の座談会は専門分野の有識者の蘊蓄をくり広げるだけでは意味がない。それなら活字で読めばいいのである。仲間で語り合う話題がどれだけ振幅を見せるか、それが「ににん」の「ににん」たる所以です。(岩淵喜代子)

●お知らせ●

▼「ににん」四十三号の次回稿締め切りと発行日
 夏号五月二〇日締め切り
 発行日七月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日 十時三十分
 句会・毎月第二月曜日 十一時
(いずれも、高田馬場駅より徒歩三分の戸塚地域センター内)
 吟行・第三土曜日(場所は随時お知らせ)

▼今年度の俳句テーマ
 四十三号「独」
 四十四号「酌」

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/(二〇一一年度四十一号から四十四号まで)です。

●ににん関係の掲載●

『俳句』三月号ヘッドライン十周年祝賀会紹介
『俳句四季』三月号俳壇トピックス
           十周年祝賀会紹介
『俳句あるふあ』十二月別冊
          (ふるさと歳時記、埼玉県担当)

▼岩淵喜代子
『詩歌句』一月号 「私の好きな森澄雄の二句」
『鴎』十周年俳句選者
『俳句研究』春号 招待席
『俳壇』二〇一一年度年刊へ一句
  「全国実力作家三百人の秀句」へ三句
『俳句四季』四月号
 今月の華(写真・一句・エッセイ)
『俳壇』四月号
特集「桜を詠む」俳句とエッセイ
『WEB週刊俳句』超21人集一句鑑賞
『現代俳句』四月号 「年鑑」の作品鑑賞
『俳句界』五月号 海の句特集
『俳句』五月号「平成俳句叢書」クローズアップ・和田順子句集『黄雀風』の一句鑑賞
『俳句』五月号 名句の鑑賞十句

▼長嶺千晶
『俳壇』二月号
「俳壇キネマ館・オペラ座の怪人」を執筆
『俳句』五月号「新刊サロン」
上田日差子句集『和音』の一句鑑賞
『紫』一月、二月号
「ずうむゐん紫」作品鑑賞執筆
『握手』五月号「反射鏡」作品鑑賞執筆
第十回雛流し俳句大会選者

▲ページの冒頭へ

「ににん」十周年記念 41号 2011年1月1日 発行
 十周年の挨拶 岩淵喜代子
 「ににん」の発足と俳句四季賞受賞風景1
 「ににん」五周年祝賀会’吟行アルバム記2
 目次4
巻頭言下連雀からの眺め(五) 漫画教室6清水哲男
 『歩く人・碧梧桐』8正津勉
寄稿「ににん」を読んで  
 結社、同人誌、一匹狼……俳人のあり様10中上哲夫
 同人相互の反響を雑誌の力に12中西夕紀
 同人誌のあり方、そして「ににん」14行方克己
寄稿
物語を詠む
『千軒岳』16岸本直毅
 『田園に死す』18齋藤愼爾
 『プロレゴメナ』20筑紫磐井
 『桜の森の満開の下』22八本忠栄
物語を詠む
「ににん」会員
『誰も知らない小さな国』24荒木孝介
 『手鎖心中』26五十嵐孝子
 『千代女』28石井圭子
 『古事記』30伊丹竹野子
 『タイムスリスフコンビナート』32岩淵喜代子
 『夏服の女たち』34上田禎子
 『きんぎょの夢』36及川希子
 『楢山節考』38尾崎じゅん木
 『星の王子さま』40川村研治
 『西遊記』42木佐梨乃
 『うたたね』44木津直人
 『荒地の恋』46栗原良子
 『青春は美わし』48兄部千達
 『博士の愛した数式』50小塩正子
 『明暗』52佐々木靖子
 『死者の書』54四宮暁子
 『女の一生 キクの場合』56島崎正彦
 『白い象のような山並み』58須賀 荊
 『木皆義仲物語』60西方来人
 『草すべり』62高田まさ江
 『夏と花火と私の死体』64武井伸子
 『お伽草紙』66辻村麻乃
 『博士の愛した数式』68同前悠久子
 『しろばんば』70中島外男
 『車輪の下』72中村善枝
 『源氏物語』74長嶺千晶
 『平家物語』76西田もとつぐ
 『スティルライフ』78服部さやか
 『モザイク』80平林恵子
 『葉っぱのフレディ いのちの旅』82牧野洋子
 『まぼろしの邪馬台国』84宮本郁江
 『タタド』86望月 遥
 『草庵に暮らす』88山内美代子
 『なめくじ長屋捕物さわぎ』90山城秀之
俳句ににん集92同前悠久子 他
月下独酌エッセイ106新本孝介 他
「ににん」10年の歩み 111 
 吟行燦燦[出羽三山の旅]124上田禎子
編集後記128*
表紙絵*若山卓
デザイン*馬場龍吉

●編集後記 四十一号●

 十周年記念号をお届けいたします。毎回の編集の煩雑さを振り返るときに、我ながらよく十年も続いたものだと感心しています。この号は記念号のために、さすが体力も技術も追いつかないので、編集のすべてをプロにお願しました。
 今回の記念号特集はこれまで続いてきました「物語を詠む」のアンソロジーとなります。
 この企画には、いろいろなご意見があるかもしれません。しかし、こうした方法は芭蕉をはじめとして、多くの俳人が既に試みていることです。例えば金子兜太の氏の句集『詩經國風』・鈴木榮子氏の『鳥獣戯画』がそれにあたるでしょう。「ににん」の企画はそれをもっと明確に指標したにすぎません。
 私のこれまで発表してきた作品について言えば、たとえば庄野頼子の「タイムスリップ・コンビナート」は勿論実際の舞台の鶴見線の海芝浦駅までの小さな旅。黒井千治の「たまらん坂」は国分寺近く、今もその由来が書かれた案内板のある坂です。だが、そうした土地を辿れない小説もたくさんあります。高橋たか子の「ロンリー・ウーマン」は渡良瀬遊水地の葦焼の風景を重ねることで作られました。
 それにもまして、小説を読むことの面白さを味わっているのが、「ににん」の正津勉氏を中心としたゼミです。ここでは毎月二回の読書会が開かれています。興味のある方は、是非一度足を運んでください。
 このゼミ取り上げた一番新し本は泉鏡花の『天守物語』です。この会では、書いてある中の理解出来ない部分を誰かが解読して納得することも多々あります。今回は討手に追われた図書乃介と夫人が「切腹はいけません。ああ是非もない。それでは私が御介錯、舌を噛切ってあげましょう」という箇所で、「舌を噛み切って」という情景に戸惑っていましたが、中の一人が抱擁の場面なのだと、それも男の舌が夫人の口の中なのだと言う意見で、納得したものでした。
 これからも、小説を詠みながらの企画は続きます。次号からは、吟行も小説の世界を辿ることにしました。
(岩淵喜代子)

●お知らせ●

次回から「ににん」次回稿締め切りが速くなりますのでお間違えないようにお願いたします。

▼「ににん」四十二号の次回稿締め切りと発行日
 春号 二月十日締め切り
 発行 四月一日

▼「ににん」例会
 句会・毎月第一月曜日・第二月曜日
 会場は高田馬場駅より徒歩二分の戸塚福祉センター内)
・吟行・第三土曜日

▼次号俳句テーマ
 四十一号・「月」
 四十二号・「下」
 四十三号・「独」
 四十四号・「酌」

▼お願い
 締め切りは厳守してください。早い分には一向にかまいません。

▼季刊ににんの購読
 郵便振替00150-8-85254に三千円をお振込みください。追って次号より一年間お送りいたします。何号からと書き込んでいただければ、バックナンバーでも在庫があればお送りできます。

▼同人費一万三千円/年

●ににん関係の掲載●

『俳句あるふあ』十二月別冊
 (ふるさと歳時記、埼玉県担当)
『俳句年鑑』二〇一一年度・ににん五句出句
『俳句研究年鑑』二〇一一年度・五句出句
『詩歌句年鑑』二〇一一年度 結社動向

▼岩淵喜代子
『俳句年鑑』二〇一一年度・五句
『俳句研究年鑑』二〇一一年度・五句
『俳壇』十二月号 俳壇シネマ
「セラフィーヌの庭」書評
『俳句界』一月号 俳句七句
『俳句研究』冬号五句
『俳句研究』冬号アンケート
『爽樹』創刊お祝い句
『小熊座』十一月号(八月号の二十句選)

▼長嶺千晶
『俳句年鑑』二〇一一年度・五句
『俳句研究年鑑』二〇一一年度・五句
尾瀬文学賞俳句大会中学生の部選者

▼西田もとつぐ
『俳句界』九月号
  「京大俳句を読む会」インタビュー
  「京大俳句を読む会」の紹介

▲ページの冒頭へ