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本棚・書庫
第53回進化第54回硝子第55回暗闇第56回猛犬
第57回坩堝第58回位置第59回青森第60回模様
第61回王様第62回 第63回 第64回 
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青森みやげねぷたの鈴を掌に佐々木靖子
鷹鳩に青森駅の昼下がり佐々木靖子
だれもかれも青森なまり花の宴佐々木靖子
青森のマタギの村や花三分佐々木靖子
温きかな詩人の語る青森弁佐々木靖子
青森の風の椿を見て飽きず島雅子
青森のかの煙草屋も消えて春島雅子
青森や十三湖の小さき蜆汁島雅子
森青がへる青森の森青がへる島雅子
先達の青森めざす蟻の列島雅子
風に訊く花散る先は青森や島崎正彦
青森に忘れし夢や初燕島崎正彦
青森の海峡覆ひ夜の霧島崎正彦
青森の地吹雪ピアフの声を聴く島崎正彦
青森迄と狐呟き野を去りぬ島崎正彦
病葉の青森遠くなりにけり志村万香
青森の螢火揺れる恋し人志村万香
青森やねぶたの太鼓夏来る志村万香
十和田湖の乙女の像に夏の影志村万香
青森の林檎の歌に夏来る志村万香
青森でもう一度する花見かな末永朱胤
研修に青森支社から新社員末永朱胤
青森は林檎の花の咲く頃に末永朱胤
麦秋の青森からの便り読む末永朱胤
青森へ線路の果の薄暑光末永朱胤
青森の落花ひとひら乗車せり鈴木まさゑ
青森遠く桜蘂降るばかりかな鈴木まさゑ
夏来る青森駅の東口鈴木まさゑ
青森に果つる本州余花の雨鈴木まさゑ
氏姓無き青森の兜虫鈴木まさゑ
青森や馬頭観音韮の風高橋寛治
蠅の腹青し青森詩人吟遊す高橋寛治
青森や縄文の風糸蜻蛉高橋寛治
永き日や青森こけし並び立つ高橋寛治
亀鳴くや青森出土土器土偶高橋寛治
雪解風青森弁を聞いてゐる武井伸子
青森の闇ひらひらと花りんご武井伸子
青森の凶作年表地虫出づ武井伸子
青森の蛇の長さにたぢろぎぬ武井伸子
青森の沼の暗さや蜻蛉生る武井伸子
四方の水響く青森山若葉谷原恵理子
風五月あをもり平野のパン屋さん谷原恵理子
青森の星沖にあり烏賊釣火谷原恵理子
青森を見はるかす椅子万緑に谷原恵理子
青森駅もうゐぬ父の夏帽子谷原恵理子
北に行く船の夏めく青森に近本セツ子
海光の青森五月五日なり近本セツ子
青森に知足の日々を青簾近本セツ子
桐の咲く青森に来てよき日和近本セツ子
ががんぼとゐる青森の夜さりかな近本セツ子
青森の枝に撓める青林檎千葉隆
青森の甘い恋の香花りんご千葉隆
青森の春を惜しんで五能線千葉隆
青森へ訛りを連れて盆帰省千葉隆
六月の青池訪ね青森に千葉隆
奥入瀬の飛沫の青葉若葉かな辻村麻乃
青き森誰か叫びて土用東風辻村麻乃
青森の骨打ち上げし青嵐辻村麻乃
朝凪ぎてをみなの血潮入れ替はる辻村麻乃
北限の海女のゐるらし階上町辻村麻乃
青森のねぶたへ誘ふ葉書ありき同前悠久子
夜の海を通過せし夏の青森県同前悠久子
送られし青森産帆立大きかり同前悠久子
青森のみやげ玉蜀黍スープ甘し同前悠久子
青森県「青い山脈」白きシャツ同前悠久子
青森行きの切符二枚や花見旅豊田静世
ごろりんと孕み猫をり青森港豊田静世
青森の夏は短し海猫の鳴く豊田静世
灯台や青森港の海霧深し豊田静世
帰省子と相席となり青森へ豊田静世
凍て緩む仏壇買ひに青森へ中﨑啓祐
淡雪の青森に在るブルースと中﨑啓祐
青森の草の匂ひや夏期講座中﨑啓祐
パナマ帽転がりぬ青森の路地中﨑啓祐
青森の夏立つ波止場「むつ」去りぬ中﨑啓祐
青森の湖にくり出す蜆舟中島外男
月おぼろフェリーに揺られ青森へ中島外男
花曇りぽつねんと居る青森駅中島外男
春愁やふと気がつけば青森港中島外男
青森の湖深し新樹光中島外男
青森の半島二つ武者飾り中西ひろ美
山藤に攫はれる木の青森中西ひろ美
黒南風のもう青森に入つたか中西ひろ美
青森に祭の支度煌々と中西ひろ美
白南風や青森の空小樽の硝子中西ひろ美
青森の清水に浸す手首かな服部さやか
青森の庭にやませの入り込む服部さやか
青森の珈琲苦く明易し服部さやか
青森やザックに入れる踊子草服部さやか
青森の道は野原へ雲の峰服部さやか
青森のここも地獄の釜の蓋浜岡紀子
青森の闇のふかさを知る夜鷹浜岡紀子
蛍宿青森椴松にほひくる浜岡紀子
青森の湖を映さん揚花火浜岡紀子
星涼し三方海の青森県浜岡紀子
春眠やふと青森の夢を見し浜田はるみ
青森へおとうの帰る蕗の薹浜田はるみ
青森の河原からから風車浜田はるみ
極北へ向き青森の吹流し浜田はるみ
対岸の青森の灯や番屋閉づ浜田はるみ
広げては青森地図の朧なる牧野洋子
友と来て跳ねて青森ねぶたかな牧野洋子
青森のりんごの花に触れゆけり牧野洋子
炉話や聞かせどころの青森弁牧野洋子
耕せり青森斧の形して牧野洋子
友を待つ青森駅の朧かな宮本郁江
青森の岬は青き五月かな宮本郁江
青森のストーブ囲む列車かな宮本郁江
 糶を待つ青森港の大鮪宮本郁江
青森の聞きしに勝る大鮪宮本郁江
青森は遠くて近しいぬふぐり村瀬八千代
青森へ発つ日近づく八重櫻村瀬八千代
新任地は青森駅やつばくらめ村瀬八千代
子の住む地すぎて青森はだれ雪村瀬八千代
雉鳴けり峠をひとつ青森へ村瀬八千代
刃を入れて青森りんご兎にす山下添子
青森港に春一番の旅客船山下添子
青森の空や海猫乱舞せり山下添子
青森へよぐきたねしと冬の駅山下添子
山笑ふあをもり犬の巨大像山下添子
口笛をふけど青森春遅し和智安江
青森の桜吹雪を迷ひけり和智安江
青森は山毛欅の香りの端午かな和智安江
青森の薄き夕映え蜆汁和智安江
青森の訛り聞きつつ海鼠噛む和智安江
青森の碧輝きて夏休み浅見百
藤の花青森芸妓の膝枕浅見百
青森の荒海暗く雁供養浅見百
酔狂のはねとねぶたの青森びと浅見百
烏賊釣火青森沖の星のやう浅見百
馬と乗る晩夏のフェリー青森へあべあつこ
青森のホップ畑に夏惜しむあべあつこ
秋茜青森修司記念館あべあつこ
青森りんご今生のさみしさにあべあつこ
青森のねぶた囃子に志功も来あべあつこ
青森へ帰省の友と会ふ仙台阿部暁子
仙台はまだ真ん中や青森路阿部暁子
一升瓶抱へ入社の青森子阿部暁子
青森の友の酒なり入社式阿部暁子
青森へ行く林檎を食べに行く阿部暁子
青森の木漏日ゆるる五月かな新木孝介
青森の山ふかぶかと泉湧く新木孝介
青森の色街いづこ星涼し新木孝介
青森の街角に剝くバナナかな新木孝介
青森に瘡蓋剥がす夏の果新木孝介
青森や落花一途に海へ落つ五十嵐孝子
青森ややませ吹く夜の暗き海五十嵐孝子
青森や画集閉づれば山笑ふ五十嵐孝子
青森や木下闇には千の嘘五十嵐孝子
青森や細き坂道片かげり五十嵐孝子
欲しかつた青森ヒバの籠枕石井圭子
稲妻や船の列なる青森港石井圭子
掌の鳩笛メイドイン青森石井圭子
問へばこの鮪青森産といふ石井圭子
春塵に押され青森ベイエリア石井圭子
蒲公英を辿りてゆけば青森へ岩淵喜代子
恋猫に青森青き闇重ね岩淵喜代子
百千鳥また青森に行つたきり岩淵喜代子
蜂飼に青森はいま白き花岩淵喜代子
朝に見て夜に見て青森風車岩淵喜代子
灯火を背に青森のリンゴ売り宇陀草子
炉の主の志功を語る青森弁宇陀草子
青森の夜はじよんがらと地吹雪と宇陀草子
えんぶりを語る青森訛りかな宇陀草子
鳥雲に青森人の屈背かな宇陀草子
火の匂ふ青森ねぶた跳び歩く及川希子
出陣や青森人はみな跳ね人及川希子
野良に立つ青森人の頬被及川希子
籾殻の青森林檎さぐり出す及川希子
青森の吊り上げられし大鮪及川希子
太宰を訪ね初夏の青森へ大豆生田伴子
青森やお濠を満たす花筏大豆生田伴子
青森や大きな壺が傘立てに大豆生田伴子
青森のなほ北目指す梅雨の入り大豆生田伴子
青森の青葉に染まり海底へ大豆生田伴子
青森を裏返し吹く山背かな岡本惠子
氷菓食ぶ女青森訛り真似岡本惠子
青森の日雀の声の間遠なり岡本惠子
白シャツの父青森の番外地岡本惠子
青森や眠る間に咲く山法師岡本惠子
青森行夜行列車に春の蜂尾崎淳子
青森の向かうは蝦夷地夜鷹鳴く尾崎淳子
金魚屋の木箱青森行きの札尾崎淳子
青森放送夜光虫大発生尾崎淳子
青森は遠しと思ふ竹風鈴尾崎淳子
風薫るもう青森に届くころ鬼武孝江
青森はまだ波高く風青し鬼武孝江
青嵐青森の地図さらふやう鬼武孝江
夏帽子青森の風海渡る鬼武孝江
懐かしき青森の祭り写真帳鬼武孝江
青森の海を視界に鳥帰る河邉幸行子
突端の青森朴は花かかぐ河邉幸行子
潮湿りして青森の蛇苺河邉幸行子
青森の漁港を歩くアロハシャツ河邉幸行子
青森の向かうは蝦夷地卯波光河邉幸行子
青森の黒森を抜け雪の森川村研治
青森は父の生地よ寒の明け川村研治
青森や少年の日の春スキー川村研治
蝦夷蝉のこゑ高まれる青森港川村研治
相会はぬまま青森のねぶたかな川村研治
青森人と英語で話す薄暑の日木佐梨乃
青森は虫歯の形氷菓食む木佐梨乃
青森の小さき洋食雪を踏む木佐梨乃
昼寝子のあくびの形青森県木佐梨乃
青森へグーグルで行く炎暑の日木佐梨乃
人の妻花粉のやうに青森へ木津直人
蝶の眼や青森港に水一枚木津直人
青森より芽吹きはじめる車窓あり木津直人
青森に燕の仕事みちあふれ木津直人
青森の髪くろぐろと花火待つ木津直人
雪色に擦る青森美術館栗原良子
青森に異界への穴修司の忌栗原良子
青森に三戸は何処薫る風栗原良子
表札を作りし夏や森林博栗原良子
青い森鉄道より夏草に馳す栗原良子
青森の紫雲英田に寝る静けさや兄部千達
青森の遺跡飛び越す夏燕兄部千達
草の市青森の風にはためき兄部千達
青森や角巻脱ぎて市場立つ兄部千達
青森の氷沼渡りて対岸へ兄部千達
母の日や青森行きの夜行バス小塩正子
青森やニンニク畑に夏の霧小塩正子
茅花流し四千年前の青森も小塩正子
「まつしぐら」てふ青森の米風光る小塩正子
真蒼なる青森の空林檎むく小塩正子
陽炎や青森港の舫ひ船西方来人
青森や天地揺さぶる武者ねぶた西方来人
暮るる青森跳人の声の「ラッセラー」西方来人
青森湾の漁火跨ぐ天の川西方来人
太宰忌や新青森の雨雫西方来人