善光寺

久しぶりの善光寺参りをしてきた。長野新幹線には二度目だが、長野まで行ったのは初めてである。Kさんが正津勉さんと谷川俊太郎さんの対談があるんだけど、と連絡してきたとき、それでは、大人の休日パスを一日は長野に使ってもいいかな、と思った。対談は信濃新聞社の中で午後行われるので、午前中の2時間ほどを、とりあえず善光寺さんに足を運んだ。

__ 2  __ 1    駅から善光寺までまっすぐ伸びたメイン通りに芝居小屋があった。中はどんな感じなのか、歌舞伎座風の造りで、いろいろな催しが行われるみたいだ、途中で対談を行う正津さんに出会った。「えっ」とびっくりしているみたいだが、正津さんもとりあえず会の始まる前の時間を善光寺さんへお参りすることにしたのだろう。

どこの路地からも山が見えるというのは全国にあるが、信濃の山は間近かに、しかも聳えたっている感じかする。対談は谷川俊太郎さんと正津さんの『老いのレッスン - 悼む言葉』というタイトル。「なんといっても83歳の谷川さん」と正津さんが言うと「82歳だよ」と訂正するのだ。しかし、83歳とインプットして会場に入ってきてしまった正津さんはなんども「83歳の谷川さんが」という。すると、そのたびに谷川さんが「82歳だよ」と訂正しながら詩を朗読した。

会が終わったあと、この会のあることを教えてくれたkさんが、川のほうから帰りましょうか、というので、ついていくと水路のような小さな幅の流れが、ものすごい勢いで流れていた。たぶん落ちたら必ず流されてしまうだろう。それなのに、川の脇をゆくみちには欄もなく、ときどき道は一人しか通れないほど、狭くなる。

四日簡乗り放題の「大人の休日パス」は、月曜日は財布に眠らせておいて、火曜日、水曜日の二日間に遠野まで足をのばしてこうようと思っている。

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