原初、火を使うという事は何にも勝る文明だったに違いない。そうして、この後に鉄の記憶と繋がることで一気に古代へ読み手を誘う。蜥蜴はまさに古生代の生き物として目の前に差し出された。この骨太の知的な構成とは別に(立春やからだの中の海の音)のような繊細な世界も詠んでいる。どちらの世界も歯切れのいい文体で纏められている。
畠 梅乃第一句集『血脈』 2014年 文学の森 序文。長嶋衣伊子
原初、火を使うという事は何にも勝る文明だったに違いない。そうして、この後に鉄の記憶と繋がることで一気に古代へ読み手を誘う。蜥蜴はまさに古生代の生き物として目の前に差し出された。この骨太の知的な構成とは別に(立春やからだの中の海の音)のような繊細な世界も詠んでいる。どちらの世界も歯切れのいい文体で纏められている。
畠 梅乃第一句集『血脈』 2014年 文学の森 序文。長嶋衣伊子
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拙句集を御高覧、御高評いただきましてありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願いします。 梅乃