2015年7月6日 のアーカイブ

探梅のしばらく刃物屋にゐたる    岩淵喜代子

2015年7月6日 月曜日

『火星』 2015年7月号  俳壇月評  筆者 涼野海音

探梅の途中の刃物屋だろう。「しばらく」という言葉が、探梅の時間と刃物屋にいる時間の両方を思わせる。『俳句』四月号「永き日」より

 

『青垣』  2015年7月号 俳句の秀峰  筆者 代田幸子

折角の梅を見に来たのに寒かったのあろうか?何か買うともなく時間を潰してしまった。俳味があり、刃物屋の措辞によりちょっとした屈折感が生まれてユニーク。俳人好みの句を自在に作れる氏の力量を思う。

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