四間取りのひとつは炉の間雛飾る
清水の舞台の下の恋ぼ猫
紙風船たためば舟のかたちして
東京の土産に椎の実をひろふ
桟橋にまで続きたる夜店の灯
蕪村忌やうすずみ色に霜崩れ
「王道をゆく俳句」という評をすることがよくある。王道とはどういうことなのかと私なりの言葉にしてみれば、俳句のいちばん基本的な道を辿っていると言うことなのだろうと思う。すなわち、写生派の根本を貫いていることなのだと思う。浅井さんの俳句はまさに「王道」を貫いている手堅い作品集である。
四間取りのひとつは炉の間雛飾る
清水の舞台の下の恋ぼ猫
紙風船たためば舟のかたちして
東京の土産に椎の実をひろふ
桟橋にまで続きたる夜店の灯
蕪村忌やうすずみ色に霜崩れ
「王道をゆく俳句」という評をすることがよくある。王道とはどういうことなのかと私なりの言葉にしてみれば、俳句のいちばん基本的な道を辿っていると言うことなのだろうと思う。すなわち、写生派の根本を貫いていることなのだと思う。浅井さんの俳句はまさに「王道」を貫いている手堅い作品集である。
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