火はときに秋刀魚の上へ乗つかりし
白地着てたれに逢ふともなく帰る
傘(からかさ)のねばり開きや谷崎忌
かたつむり空と遊びて糞をして
氷枕の水に鳴かれて夜の長き
思はざるところ温め冬日かな
実力俳人の破綻のない作品群である。
火はときに秋刀魚の上へ乗つかりし
白地着てたれに逢ふともなく帰る
傘(からかさ)のねばり開きや谷崎忌
かたつむり空と遊びて糞をして
氷枕の水に鳴かれて夜の長き
思はざるところ温め冬日かな
実力俳人の破綻のない作品群である。
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