丸ビル 精養軒

姫路に住むなおさんに、会う場所をきめて貰ったほうがいいと思って、場所の指定をお任せしておいた。そうしたら、丸ビルの中の東京駅のまん前が見下ろせる精養軒を選んでくださった。席も窓際が空いていて、向かい合った二人共に、しっかり真正面のレンガの東京駅が見えた。右手に、これも変わらない建物、郵便局本局が見える。

たぶん昔の丸ビルのときから、精養軒はあったのではなかったかと思うのだが、入ったのは今回初めてである。間口は狭いのだが、奥に4、50席のテーブルがあって、のんびりお茶するには、気持ちのいい場所である。

いつか、小冊子風の句集をどのくらいで出来るのか見積もりをお願いしたこともあったので、そのお返事がてら、ご自分の編集の仕事としても、積極的に受け入れたい旨を語っていた。おかげで、印刷事情や印刷の仕組みやら、いろいろ聞かせていただいて、参考になった。

「ににん」を依頼している印刷屋さんが、四の倍数ページよりも八の倍数ページのほうが価格が安くなるという話をすると、「それは良心的ですね」とおっしゃった。もともと紙は8ページ用になっているのだそうである。だから4の倍数になる冊子は最後の二頁を印刷機から、一冊ごとに引き抜く作業が加わるらしい。そうか、そこで無駄も出るんだ。

「ににん」はワードのデーターを印刷所に送っているが、テキストで送ったほうが、印刷屋さんは改行などが明確になることも、はっきりわかった。そういえば、マックを使っている「ににん」の木佐梨乃さんはしっかり版下状態で原稿を送ってくる。このほうが印刷屋さんが助かるはずです、言っていた。

現在の結社誌の費用は、それぞれが、ほんとうにまちまちな値段を支払っている。どこが本当の値段が分からないのが、実情である。なおさんがこれから仕事をしていくなら、その同人誌のような小さな部数の適確で明瞭な価格を打ち出したら、仕事に繋がるのではないかというアドバイスをしておいた。30代の子連れキャリヤウーマン。カッコイイ。

コメント / トラックバック2件

  1. なおこ より:

    昨夜、無事に姫路に戻ってきて
    お礼のメールを…と思いつつ「ににん」のページを訪れましたら
    私の名前があって、すっかり驚きました。

    「カッコイイ」…真っ赤になってしまいました!!

    楽しい時間をご一緒させていただいて、ありがとうござました。
    こちらこそ、大変勉強になりました。

    またお誘いいたしますので、どうぞお付き合いくださいね。

  2. 無事にお戻りになったようですね。どうぞ、頑張ってください。 お土産ありがとうございました。美味しかったです。(●^o^●)

岩淵 喜代子 にコメントする

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